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FAIRY TAIL もう一人の滅竜魔導士「氷竜」
呪歌(ララバイ)
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シィの肩を掴んで見たこともない表情で泣いていた。

「ルーシィ〜ミラ〜ありがとう〜オレ1人じゃとてもとても」

リートは、涙を流しながらルーシィに礼を言う。

「う、うん とりあえずあんたが今まで苦労してたのは今分かったわ…」

「一緒にいきたかったんだ」
「ですわね」

ハッピーとラリカが、ルーシィが同行したかったと推察する一方で、

「てめぇ、なんで布団なんか持ち歩いてんだよ」

「寝るために決まってんだろアホかお前」

やはりというべきか、ナツとグレイの喧嘩は続いていた。

「「…めんどくさっ…」」


・・・

「冗談じゃねぇ!なんでこんな面子と出掛けなきゃならねぇんだ、胃が痛くなってきた…」

「諦めろぉグレイ」

「つーかなんでルーシィがいるんだ?」

「お前一連の会話聞いてなかったの!?」

そして、ようやくエルザが大量の荷物を持って、リート達の下にやって来た。

「すまない、待たせたか?」

「荷物、多!!」

「そんなに持ってくもんあるかよ!」

「ん?君は昨日、妖精の尻尾にいたな」

エルザは、見知らぬ顔のルーシィに気がついた。

「新人のルーシィだよ、今回の依頼に同行してくれるんだとさ」

「ルーシィです、よろしくお願いします」

「私はエルザだ、よろしくな、そうかギルドの連中が騒いでいたのは君のことか、傭兵ゴリラを倒したとか、なんとも頼もしいな」

「色々混ざってるし、多分それやったのオレとナツのことだぞ」

「今回は色々と危険な橋を渡るだろうが、その活躍ぶりなら平気そうだな」

「ねぇ、それ多分オレとナツだって言ってんじゃん、オレの話し無視?ねぇ」

エルザ達が話していると、ナツはグレイとの喧嘩をやめ、真剣な表情でエルザに話しかける。

「何の用事か知らねぇけど、今回は条件付きでついていってやる」

「条件?」

条件と聞いて、リート達はナツの言おうとする事を察していた。

「あっ、このバカまさか」

「バ!バカ! エルザ!オレはエルザの為なら無償で働くぜ!!」

「そこまでいくともう奴隷だな」

「落ちるとこまで落ちましたわねグレイ」

「ナツ、言ってみろ」

ナツは真面目な顔をして、条件を言った。

「帰ったらオレと勝負しろ、もうあの時とは違うんだ」

「やっぱりか...」

「!!」

「オ、オイ!はやまるな!死にてぇのか!!」

「確かにお前は成長した。私はいささか自信が無いが、いいだろう勝負してやる」

「自信がねぇだと!?本気で来いよな!」

「わかっている、だがお前は強いと、そう言いたかっただけだ」

「グレイ、お前も勝負するか?」


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