第十四話 話をしてその九
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「爬虫類だとね」
「寒いと駄目よね」
「ネス湖ってお水も冷たくて」
「そういえばスコットランドって緯度高いわね」
「それにね」
さらにというのだ。
「あの湖って酸性らしいし」
「生きもの暮らしにくいの」
「他にも理由あるらしくて」
それでというのだ。
「恐竜みたいに大きな生きものが暮らすにはね」
「無理な場所なの」
「だからネス湖につながっている川からアザラシとかアシカが入ってきて」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「ネッシーだって言われてるの」
「そうかもって言われてるよ、あと流木もね」
これもというのだ。
「あるってね」
「流木?」
「ネス湖は森に囲まれているから」
山だがその山は緑が多い、そこに古城もあるのでこの湖の周りは景色が奇麗なことでも知られているのだ。
「木が倒れて湖に入って」
「流木になるの」
「そうしたことも多いから」
「流木の場合もあるの」
「色々考えられているみたいだよ」
ネッシーの正体はというのだ。
「これがね」
「そうなのね」
「まあどれが正体かっていうと」
このことはというと。
「確かにはね」
「わかっていないわよね」
「まだ恐竜説言う人もいるし」
「そちらもあるのね」
「海から川を伝ったりネス湖の底に海につながる路があって」
地下水路の様なものがあってというのだ。
「そこから大きな生きものが行き来してるってね」
「言われてるの」
「これならアザラシとかイルカも来るし」
それにというのだ。
「多くの目撃例があるのにネス湖じゃ骨一本見付かっていない」
「ドラえもんで言ってたわね」
「その主張の根拠もね」
「成り立つのね」
「本当にネス湖自体はお水も冷たくて」
「酸性だから」
「生きものが暮らしにくいけれど」
そうした湖だが、というのだ。
「海から来てるなら。あと流木ならね」
「ネッシーはいるってなるのね」
「実際目撃例多いから」
達川はこのことも指摘した。
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