第十四話 話をしてその八
[8]前話 [2]次話
「ツチノコとかね」
「クッシーとかイッシーとか」
「色々あるよね」
「ヒバゴンとか」
「色々お話あるね」
「海だってね」
一華はそこもと話した。
「何しろ日本四方海だから」
「海の話もね」
「中には妖怪のお話もあるけれど」
「妖怪も同じオカルト系に入るけれど」
「そうだけれどね」
UMAもそうであってというのだ、ただこちらの話はむしろ生物学と純粋に言っていいかも知れない。
「何か恐竜の死体が漁師さんの網にかかったとか」
「そんなお話もあるんだ」
「長崎の方でね」
そこの海でというのだ。
「そうしたお話もね」
「あるんだ」
「そうみたいよ」
「日本近海に恐竜いるんだ」
「そうみたいよ」
実際にというのだ。
「どうやらね」
「恐竜ね」
「恐竜いるわよね」
「世界各地で観たって話多いよね」
「恐竜の生き残りね」
「俺フクロオオカミもいるって思ってるけれど」
達川は熱い声で答えた。
「恐竜もね」
「いるって思ってるのね」
「そうなんだ」
一華に明るい声で答えた。
「今もね」
「ネッシーもそうかしら」
「ネッシーは違うんじゃないかな」
UMAの代名詞であるこの生きものはというのだ。
「流石に」
「恐竜じゃないの」
「二年の先輩でネッシーのいるスコットランドの人おられるけれど」
「ネッシーってネス湖にいるからネッシーでね」
「ネス湖ってスコットランドにあるからね」
ブリテン島北部のその地域にだ、かつては国であった。
「スコットランドの人は皆知ってるそうだよ」
「そうなの」
「それでね」
達川はさらに話した。
「その人もネッシーは恐竜じゃないってね」
「言っておられるの」
「寒いから」
それでというのだ。
「あそこは」
「ああ、寒いから」
だからだというのだ。
「恐竜って爬虫類だよね」
「そうなのよね」
「色々言われているけれど」
爬虫類は常温動物だが恐竜は実は変温動物であったのではないかという説も存在しているのだ。そこは謎であるのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ