第77話
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「モロの倒し方ですか?」
「うん、モロってエネルギー吸収が厄介だけど逆に言えばそれだけだしさ。それさえ防げば後は圧倒的なパワーで捩じ伏せれば良いんだよ。流石のモロも数百倍も実力が離れれば関係ないしね」
「す、数百倍…!?」
とんでもない桁に驚くメルスだが、同時に悟林はそれを可能に出来ると言うのだから驚く。
「私の使う技に界王拳ってのがあるんだ。今は100倍が限度だけど、最後の改良に成功すれば数百倍のパワーを叩き出せるはずなんだ。楽しみにしてて、モロの恐怖に引き攣った顔を見せてあげるからさ」
こうして悟林達は本部でモロ達の行動を探っていたが、その間も悟林達は修行をしつつ宇宙の変化を見ていた。
「こ…今度は、惑星ズンが消滅してしまいました」
「惑星ズンって何?」
「宇宙の中でもかなりの重力を誇る星です。調査したところ地球の10倍もあるとか…もうあんな所まで進撃していたのか…!」
つまり惑星ベジータと同じ重力だ。
そんな星で生まれ育った人間は間違いなく地球よりもエネルギーの質が良いだろう。
「モロ達の生命反応はキャッチ出来ましたか?」
「それが…もう既に高速で移動したようで…レーダーから消えてしまいました…」
モロ達の乗っている宇宙船は相当に速く、銀河パトロール本部のレーダーからあっさりと消えてしまった。
「やはり駄目か…」
「オラ達もそんな遠くの気は捉えられねえ」
「やっぱりモロは私達の気の探知と本部のレーダーに引っ掛からない所を狙って行動してるんだね。こそこそしちゃって…」
「もう何日もこうしてるんだ。その間にもモロはどんどん力を付けちまっている。」
最早超サイヤ人ブルー界王拳や超サイヤ人ブルーフルパワーでも太刀打ち出来るか分からないくらいにまでモロのパワーが上がっているのかもしれない。
「でも…例え今モロに対峙したとしても…我々の力では勝てる見込みがありません」
「…おめえが本気になってもか?」
「え?」
悟空の言葉にメルスが振り返る。
そんなメルスに悟空は距離を縮める。
「ちょっと試して良いか?」
「何をですか?」
少しの間を置いて悟空はメルスに拳を突き出し、メルスはそれを難なくかわした。
「……普通の反応速度じゃないね。まるで体が勝手に動いたかのような動き」
悟林がメルスの動きにそう呟くと悟空は少しだけメルスの実力の一端を理解した。
「お…おい、どうした悟空!何かメルス隊員が気に障るようなことでも言ったのか?」
「オラは本気で拳を出した。」
「はい、だから避けました」
メルスはそう答えるが、通常状態でも悟空の攻撃を避けられる者などそうはいない。
ウイ
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