第77話
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太陽拳の目眩ましで大気圏に離脱した悟林だが、ベジータが暴れるので手を放した。
「おい!何故逃げたんだ!」
「今の状況じゃあどう考えてもモロには勝てない。モロのエネルギー吸収を前に私もエネルギーを奪われている2人を庇いながら闘う余裕はないよ」
「確かにな、あのままだとオラ達もエネルギーを吸収されて終わりだった。悟林の判断は間違ってねえ…」
「チッ!」
舌打ちするベジータ。
基本的にベジータは敵前逃亡を認めないので、今回の逃走はかなり苛立っているように見える。
「悟林さん!悟空さん!ベジータさん!」
メルスの宇宙船が合流し、メルスとジャコが出てきたので悟林が状況を説明しようとする。
「ごめんね、援軍が来たのもあるけどモロを倒せなかった」
「脱獄を許してしまったこちらの落ち度でもあります。取り敢えず一旦引いて体勢を整えましょう。我々は一足先に本部に戻りましょう。悟空さん、瞬間移動をお願いします…イリコ隊員。すみませんが、宇宙船をお願いします」
メルスが悟空に瞬間移動を頼み、イリコに宇宙船を頼むと一足先に銀河パトロール本部に戻るように頼む。
「よし、本部だな。ほらみんな捕まれ。ベジータも」
手を差し出す悟空だが、ベジータは取る気配がない。
それどころか苛立っていた。
「何が魔力だ…何が神力だ…サイヤ人は肉体の強さを誇りとする種族だ…妙な能力にも負けない強靭な肉体と圧倒的なパワーを誇っていた…なのにこの様は何だ…!」
モロと闘ってからまともにダメージを負わせることなく終わってしまったことはベジータのプライドを大きく刺激する。
「何言ってんだ早くしろ!このままだとモロが来るぞ!」
この場を離脱しようとしているイリコの宇宙船を見遣るベジータ。
「貴様らは本部に戻れ、行動を共にするのはここまでだ」
「はあ!?ベジータさん!?」
ベジータはイリコの操縦する宇宙船を追い掛けて乗り込むと、悟空達は突然離脱したベジータに困惑しながら銀河パトロール本部に移動したのであった。
瞬間移動で移動した先は本部にある銀河王の浴場であった。
「なっ…何だ!?」
「あらら、ごめんなさい」
「わりい、おっちゃんの気しか覚えてなくて」
「銀河王様、入浴中申し訳ございませんっ!!」
ジャコが即座に銀河王に謝罪するとその後ろで悟林達が会話をしていた。
「ベジータさん、どうしてしまったんでしょうか…」
「分かんねえ…何考えてやがるんだあいつ…」
「多分、モロと闘うために修行に向かったんだと思うよ。ただ普通の修行だとどうしようもないから、何か特殊な技を覚えようとしてるんじゃないかな?メルスさんのバリヤーみたいにね…ところで銀河王様、
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