魔王城最終攻略作戦B
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勇者は、咄嗟に光魔法で身を守りつつ躱し、負傷しながらなんとか致命傷を避けた。。
だが、その後ろにいたアルフレート少佐の心臓に、それは命中した。
そのまま心臓が歪みに飲み込まれ、息を絶った。
「第一章『救済』」
十字の光、人類の希望の光によって、魔王は討伐された。
そのまま、疲れが溜まっていたのか、体が重くなり、勇者は地面に倒れた。
後に、勇者は処刑され、少佐は人類の偽りの英雄となった。
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ー魔王城ー
「..いくぞ!!」
アルフレート少佐が掛け声を発し、人類軍は魔王へと突き進んでいく。
(離れていたら闇魔法に有利だ。近づかないと、僅かな勝ち目も生まれない..!!)
(真っすぐ向かって来るか..!!近づかれる前に、一人でも多く潰す..!!)
歪みが放たれる中、人類軍は突き進む。
そして、人類軍は残り四人になっていた。
(一番早いやつを仕留める..!!)
少佐に向かって歪みが放たれる。
(躱しきれない..!!)
「させるかぁ!!!」
少佐の前に氷が築かれ、その魔法の発動者は歪みに潰された。
「ッ!!!」
残りは三人。
魔王までの距離は残り十数メートル。
そのとき、少佐の左腕が前に吹き飛んだ。
「がっ!!?」
前に出されていた左腕が、前方へ吹き飛ぶ。
「飛ばせぇ!!!!」
少佐が叫ぶ。
風魔法によって、勢いづいて魔王の方へ飛んでいく。
「なんだ..!?」
魔王が歪みを放ち、風魔法を放った兵は死んだ。
残り二人。
「いっけぇぇぇ!!!!!!」
炎魔法が放たれると同時に歪みが放たれ、炎を放った兵は潰れた。
炎は魔王のすぐ前にあった左腕を燃やし、《《爆発した》》。
(いざという時のために、火薬を持っていたんだ..!!)
魔王は爆発で負傷し、その上視界が爆発の煙で染まった。
(前が見えない..!!だが、敵はあと一人。封印の歪力を、近づいたときに確実に当てる..!!)
ここへ来た、仲間のことを思い出す。
ーなら俺も負けてはいられないな。勝負だ!
ーお前が負けたら、次は俺だ。
「それじゃあ、まとめてかかって来たらどうだ?」
ー後悔するなよ!いくぜ!!
仲間と剣を交え、修行していた。
(たとえ、俺一人じゃ勝てなくても..!!)
「来るッ..!!」
少佐が魔王の眼前に辿り着き、封印の歪力は心臓目掛けて放
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