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絶撃の浜風
外伝 Tesoro italiano 〜イタリアの至宝〜 00 プロローグ ぽんこつアル重
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只のドローン化しちゃうのかぁ・・・・」




 そんな夕張を見て、ポーラはしみじみ思う・・・




「日本行きが決まった時ぃ、アクィラがいないんで正直退屈すると思ってたんですけどぉ・・・・・ゅう〜ばりぃがいてくれて、ほんとにほんとによかったですぅ」


「まぁ・・・アクィラにポーラの事頼まれてたからね・・・・てか、よくシロッコ連れて来れたわね?」


「シロがいないとポーラお手上げですぅ・・・・ナポリ統連合軍司令部とグレちゃんにはちゃ〜んと許可を貰ってますよぅ」


「・・・シロ本人の許可は? 来たばかりの頃はすっごい帰りたがってたでしょ? 今はすっかり馴染んでるけど」



目をこすりこすりしながら、シロッコがぼそぼそと喋り始める



「だって、寝ててもあんまり怒られないし・・・・あと、間宮のスイーツ美味しいし」


「ポーラのアシストって事で、演習参加、免除されてるからね・・・叱る理由もないし」




 重巡としてはポーラのみが実装可能な稀少な回転翼機、アンサルド・UB・シエルヴァC.45RPの試験運転の補佐役として、シロッコはポーラに随伴してきた事になっていた。いつも寝ているのは、夜勤明けで疲れているからだと某提督が府内に告知していた。そのため誰にも咎められる事なく、大手を振って昼寝が出来る某鎮守府は、シロッコにとっては正に楽園であった


 この告知は、真実ではない。シエルヴァの試験運転中のシロッコは、むしろ暇であった。彼女の本業は、シエルヴァを使用しない射撃テストの時のアシストにあったのだが、この事実は最重要機密として一部の艦娘以外には伏せられていた



「それにしても、誰に怒られてたの?」


「グレちゃんがすっごい怒るの〜。あと、アクィラ怖い〜」


「へぇ、意外〜。アクィラってそんなだったっけ?」


「アクィラはですねぇ〜、いつもはと〜っても優しいんですけどぉ・・・・キレると笑いながらほっぺたをぎゅ〜〜〜〜〜〜〜っ、と抓るんですよぅ・・・・アレ、すごく痛いですぅ」


「でも、二人ともつねられるような事をしたんでしょ? 自業自得だから」









(2021年12月14日 執筆)




「このあと、どうしますぅ?」


「ポーラの言った通り、【アルテミス】に制御を任せてみましょう。テストデータは多いに越した事はないしね。そのあとすぐに改装に入るわ。あと、Ro.43だけど・・・・」


「Ro.43には愛着ありますけどぉ、流石にもう無理ですねぇ・・・・アストーレだけで十分ですぅ。それにぃ、いい加減、二番砲塔を積めってみんながうるさいんですよぉ」


「それじゃあRo.4
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