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絶撃の浜風
外伝 Tesoro italiano 〜イタリアの至宝〜 00 プロローグ ぽんこつアル重
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「・・・・余程ショックだったんだよね・・・・・・」





 ポーラがこんなになってしまった理由は・・・・・一応は見当がついてはいる。夕張のような女が、こうしてポーラの世話を焼いているのも、事情を知ってしまったからというのもある





「・・・・ん・・・・あふ・・・・・・すぅ〜〜〜〜〜・・・・・・」




 先に来ていたシロッコは、もうすっかり待ちくたびれてしまい、ソファーの上で丸くなって眠っていた




「おーい、ポーラァ! 起きろ〜! シロッコも起きなさい!」


「・・・・・・う・・・・・ん?・・・あれぇ?・・・・ここどこ〜〜〜?」


「やっとお目覚めかしら? ほらっ、さっさとブリーフィング始めるわよ!」





「・・・・へ?」







「・・・・で、どうだった? 一応、飛行試験では15q超えたら厳しいって言っといたのに・・・・無茶するわよねあなたも」














「・・・えっとぉ・・・・・何のお話でしたっけ?」




「んもうっ! シエルヴァ以外に何があるっての!?」



「あぁ・・・そうでした〜・・・・とーーーーーーーーっても、よかったですぅ。気持ちよく撃てましたぁ」


「そう・・・とりあえずホッとした・・・・といっても、実戦レベルの動きに対応するには、あの距離が限界・・・・反応速度もカツカツだし、ポーラのレベルには程遠いわ・・・はぁ・・・」


「なんでしたらポーラが制御やりますぅ?」




「・・・え? そんな事出来るの?」


「RPの制御と似たようなものだから、出来ますよぉ・・・・多分」


「・・・・いや、いい。それじゃあポーラの負担を増やす事になるし、何か負けた気がするから」


「でもぉ、テストだけでも、やってみません?」


「・・・・まぁ・・・・テストは必要よね・・・・・・仕方ないわね・・・」


「あとぉ、姿勢制御だけで空中静止させるのはぁ・・・・凄いとは思いますけどぉ・・・・・これ以上距離が伸びたらもう無理だと思いますよぉ?」


「・・・・それを言うかぁ・・・・・・出来ればオートジャイロで実現したかったんだけどね・・・・」


「実現してますよぉ。ゅう〜ばりぃは凄いですぅ! 天才ですぅ〜〜!・・・・・でも、これ以上は流石にぃ・・・・・」




「・・・・ポーラの言う通りよ・・・・・・・・・・・・・・・・わかった。回転翼にも動力設けるわ・・・・二重反転プロペラと・・・可変ピッチも入れる・・・・・これで飛躍的に精度が上がるはず・・・・・あぁ、貴重なオートジャイロが
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