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八条学園騒動記
第六百五十一話 サウナの話その五

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「ロシアのサウナでね」
「フィンランドはまた違うんだね」
「そうなの」
 これがというのだ。
「本当にね」
「サウナと言ってもそれぞれ違うからね」 
 ジョルジュも言った。
「二国以外にも色々あるけれどね」
「フィンランドはフィンランドでね」
「独自のサウナがあって」
「それが文化でね」
「フィンランドとしてはアピールしたいんだね」
「そうなのよ、清潔にもなるしね」
「お風呂だしね」
 風呂イコール清潔である、連合ではこのこともあって全ての国で入浴文化が発達し盛んになっているのだ。
「だからね」
「いいのよ」
「そうだね、僕もサウナ好きだよ」
「どっち?」
 ここでカトリは真顔になってジョルジュに尋ねた。
「それで」
「いや、別に区分なくね」
「サウナ好きなの」
「フィンランドでもロシアでもね」 
 それでというのだ。
「スチームサウナもね」
「好きなの」
「それでお塩身体に付けるのも」
「塩サウナね」
「そっちもね」
「好きなのね」
「サウナなら何でもだよ」
「僕はうんと熱いのがいいね」
 ジョンも自分の好みを言った。
「それでうんと汗をかきたいね」
「ジョンはそっちが好きなのね」
「うん、それで一旦冷たいお水に浸かって」
 水風呂にというのだ。
「それでね」
「またサウナに入るのよね」
「身体を冷やしてからね」
「サウナの基本よね」
「途中水風呂に入るのはね」
「それでまた入って」
 そうしてというのだ。
「また汗をかく」
「それもしっかりと」
「それが基本だね」
「ジョンは熱いサウナね」
「それで水風呂にも絶対に入るよ」
「それはいいことよ、水風呂に入ることも」 
 カトリはそれはと話した。
「サウナの一環よ、フィンランドでもね」
「そうするんだね」
「ロシアじゃ昔は熱くなるだけで」
 汗をかいてというのだ。
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