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レーヴァティン
第二百四十一話 カレリアからその三

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「雪の世界もしっかりと政を行えばな」
「そうすればですね」
「豊かに暮らせますね」
「そうなりますね」
「そうだよ、しっかりと治めるとな」
 それならというのだ。
「本当にな」
「国は豊かになり」
「民もそうなりますね」
「ではですね」
「こちらもですね」
「帝国に組み入れていきますね」
「そうしていくな、それでバイキングの信仰はな」 
 おおむね北欧の神々を信仰している、そしてキリスト教はプロテスタントである。
「そのままだよ」
「侵害せず」
「それを許しますね」
「そうしますね」
「信仰の制限や迫害はな」
 こうしたことはというのだ。
「これまで通りな」
「しませんね」
「左様ですね」
「そちらもこれまで通りですね」
「帝国の政は寛容だ」
 それが柱の一つだというのだ。
「だからな」
「それはそれまで通りで」
「許しますね」
「キリスト教の方も」
「カトリックが多いけれどな」
 帝国全体でそうだ、尚東の方は正教である。
「プロテスタントでもな」
「いいですね」
「左様ですね」
「キリスト教についても」
「詐欺や犯罪目的でないとな」
 そうした悪質なカルトでないと、というのだ。
「別にな」
「いい」
「左様ですね」
「陛下としては」
「おかしな宗教でないとな」 
 今話した様なというのだ。
「法で定めてるし俺としてもな」
「取り締まることはないですね」
「禁じることも」
「左様ですね」
「ああ」
 実際にというのだ。
「そうはしないからな」
「だからですね」
「バイキングの信仰もですね」
「許しますね」
「北欧の神々の信仰は騎士団領でもあるしな」
 この浮島は地域によって信仰の違いが大きい、神話では南ではギリシアの神々が信仰されていて北デは北欧となり東はスラブ、西はケルトとなっているのだ。そしてキリスト教は南と西はカトリック、北はプロテスタント、東は正教となっている。

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