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レーヴァティン
第二百四十一話 カレリアからその二

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「あの島は一つか二つだな」
「築く城は」
「それ位ですね」
「そうしますね」
「ああ、本当に人が少ないからな」
 それでというのだ。
「それ位でいいさ」
「城を築いても」
「そうしても」
「やはり人が少ないと」
「それ位でいいですね」
「広くてもな」 
 それでもというのだ。
「やっぱり人が少ないとな」
「どうしてもですね」
「治める規模もそれに合わせるので」
「どうしてもですね」
「少なくなりますね」
「城を築いても」
「そうだよ、だからな」 
 それ故にというのだ。
「それ位にしてな」
「あの島を治めていきますか」
「領地にしたなら」
「その時は」
「そうするな、それで半島全体でもな」
 ここはというのだ。
「本当にな」
「城を築いてもですね」
「それは少ないですね」
「そうなりますね」
「バイキングの連中は強くてもな」
 このことは事実でもというのだ。
「しかしな」
「それでもですね」
「数自体は少ないですね」
「半島全体の人口が少ないです」
「どうしても」
「だからな」
 それでというのだ。
「そこはそうするな」
「わかりました」
「ではそうしていきましょう」
「人口の規模に合わせて城を築いていきましょう」
「そうしましょう」
「そうするな、ただ城を築くこと自体はな」
 これはというのと。
「本当にな」
「勧めていきますね」
「帝国に組み入れる中で」
「そうしていきますね」
「そうするな、そしてな」
 久志はさらに話した。
「港もな」
「大きいものを築きますね」
「そうしますね」
「漁業や貿易の為に」
「そうしていきますね」
「ああ」
 実際にというのだ。
「そうしていくな、帝国に組み入れたらな」
「帝国の民、帝国の領土に入るので」
「だからですね」
「帝国の政を進めていきますね」
「そうするな」
 久志は周りに話した、そして目の前の平野を見た。かなり寒くなってきたがまだ雪は降っておらず緑の平原である。
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