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ペルソナ3 ネクラでオタクな僕の部屋に記憶を無くした金髪美少女戦闘ロボがやってきた結果
第5話 (5/5)
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手配をしたのだという話を聞いた。
なんとなくその公園に入ってみると、そこは以前よりもきれいなくらいにきちんと修復されていた。中を見回していると、暗闇の中のベンチに誰かが座ってることに気づいた。
人影は静かに立ち上がって、こちらに近づいてくる。
「相変わらず遅くまで仕事をしているんですね。」
彼女はそう声をかけてきた。
「・・・アイナ。」
そこには水色のワンピースを身に着けた、あの金髪の少女が立っていた。
「アイギスです。」
「アイギス?」
「私の名前です。」
「そうか思い出したんだね。良かった。それにしても、なんだか強そうな名前だ。」
僕は笑顔を浮かべたが、少し悲しかった。分かってはいたのだが、僕のアイナはもういないのだ。
「仕事は辞めなかったのですか?」
「もう少し頑張ってみようかと思って・・・。」
「そうですか。良かったであります。」
アイギスと名乗った少女が納得したようにうなずいた。
「どうしたの? 僕のところに帰ってきたわけじゃないよね。」
「今日は、お礼に言いにきました。あの夜、私は戦闘でエネルギー切れとなり、そのまま回収されてしまいましたので、あなたにお別れも言えませんでした。」
「そうか。やっぱりあれは夢ではなかったんだな。あの夜、君は何かと戦っていたね。あの怪物はいったいなんなの?」
「見えたのですか、あれが・・・。」
アイギスは少し驚いたように言った。以前より感情が顔に出ているように思える。正常な状態に修復されたからだろうか。さらに人間に近づいているように見えた。
それが余計に、自分の知っているアイナとは違うのだ、と感じさせられた。
「あれはシャドウ。」
「シャドウ?」
「人類の敵です。」
また突拍子もない言葉が出てきた。この奇妙な感覚も懐かしい。
「つまり君は人類の敵と戦う為に造られた戦闘用ロボットなのか。」
「概ね、その理解で間違いないであります。」
僕は思わず笑ってしまった。しばらく笑いが止まらなかった。
僕が毎日、遅くまで仕事に追われて過ごしている間に、世界のどこかで人類の敵と美少女戦闘ロボが戦っているというのだ。こんな夢のある愉快な話があるだろうか。
現実は無味乾燥ではない。僕が愛する荒唐無稽な世界は、この現実の中にも確かにあるのだ。
アイナがいなくなった寂しさはもうどこかへ行ってしまった。彼女は、僕とはもっと次元の違うところで戦っているのだ。
「何年か経って、まだ世界が何事も無く平和なままだったら、君達が勝利したということになるのかな。」
「そうですね。そのはずです。」
「じゃあ、毎日世界の無事を確認して、その度に君に感謝することにするよ。だから気をつけて、頑張ってね。」
「はい。」
彼女は素直にうなずき、僕はそれを満足して見守った。
「あのとき、あなたは
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