暁 〜小説投稿サイト〜
タイトル案は第一話に記載しています。
ギレイス攻城戦C
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ヒルト中佐が見える。

「『凍て付き穿つは粗目雪(Freeze Burst)』!!!!!!!!!!!」

そう、大きな声で言った。

交戦中か。狙い時だ。

氷を突き破り、斬って殺しにかかる。

終わりだ。

だが、飛び降りた瞬間、巨大な氷は僕に向かって放たれた。

「ぐっ...!!」

攻撃を喰らい、腹が大きく損傷した。

さっき、技名を叫んだのはフェイクか。

交戦中の敵は見当たらない。

やられた..!!

そのまま、僕は吹っ飛んで窓を突き破り、奈落に落ちた。

「ブリュンヒルト中佐!!無事ですか!?」

そのとき、人類軍が駆けつけた。

「ええ。あ、裏切り者は勇者でした。窓から落ちましたが。ほら」

そう言って、破られた窓を指さす。

「相当の傷を負わせて、この高さから落ちました。死んだでしょう」

「そうか...感謝する」

バルタザール大佐が謝辞を述べた。

「裏切り者は死んだ。なら、次に倒すべきは魔王だ。帰還するぞ」

「おおー−−!!!!!!」

残った人類は、威勢よく、帝都へと帰還した。


------------------------------------------------------------------------------------------------

崖に剣を突き刺し、勇者はしがみついていた。


確かに、腹の傷は致命傷といっていいだろう。

それに、この高さだ。まず助からない。

だが。


光魔法で体を強化し、傷の回復を早める。

このまま回復させて、崖をよじ登り、帝都へと戻ってやる。

僕はこの力をお前らに見せていなかった。

あいつらは、僕が死んだと思ってるんだろうな。

残念、僕が一手上だ。


魔王城最終攻略作戦で、お前らを根絶やしにする。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ