第七話 ドラコの青春恋愛白書
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が」
「すんません、少し走ってきます!」
・・・・
「......」
ドラコは布団でぼんやりと考え事をしていた。
「俺、クリスティアーネのことが好きなのかな.....。でも、あの子は一人前のハンターになるために頑張ってる今告白してもあの子に迷惑掛けちまうよな....。それに、俺にはイヴがいるし...」
とドラコはあれこれ悩んでいたが.....
「考えたって仕方ねぇ.....!こういう時は....気焔万丈!」
と気合いを入れ直した。だがこの声で寝ていた、寮の同室のヤツマとウツシを起こしてしまった。
・・・・・
ドラコはクリスティアーネを呼び出すことにした。
なぜ自分が呼ばれたのかわからずクリスティアーネはドラコに指定された場所に来た。
そして、神妙な面持ちのドラコが現れた。
「...ドラコ様」
「出会った時に一目惚れした。モンスターから人々を守るクリスティアーネを、俺に守らせてほしいんだ」
クリスティアーネは突然の告白に驚くも、
「ごめんなさい、ドラコ様の想いには答えられません」
と断る旨の答えを出した。クリスティアーネの答えを聞いたドラコは、
「これで俺のモヤモヤは解消された。ありがとう」と返した。そして、
「これからも"仲間"としてよろしく頼む」
ドラコは握手を求めた。クリスティアーネは戸惑いつつも握手に応じた。
・・・・・
それからというもの、ドラコはすっかり元通りに戻った。それどころか更に技のキレが増している。
「今までよりも技のキレが増してる....」
「何かあったのかな?」
ドラコが急に本調子を取り戻したことに疑問を抱くヤツマとウツシであった
・・・・・
「ほー....そういうことかいな」
「なるほどっす〜!」
「断った時、ドラコ様は酷く落ち込むか、逆上するかしてしまうのではないかと思っていました.....。ですがドラコ様はいつもの、....いつもより明るい笑顔で「これからも仲間としてよろしく頼む」とおっしゃって....少し驚きました」
・・・・
「んじゃ、ワイは故郷に帰るで」
「わたしはデンホルムでクエストを受けるっス!」
「シン様、レマ様、どうかお気をつけて」
「また会おうな!」
シン、レマとはここで別れることになった。しかし、何故かクリスティアーネは残っていた。
「おん?クリスは帰らねぇの?」
「はい。....ドラコ様、わたし、ゴシャハギの狩猟に挑戦してみたいです」
「....お、おう!?...少し待ってろ...」
ドラコは慌ててクエストカウンターに向かい、ゴシャハギの依頼を探すが見つからず
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