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ペルソナ3 ネクラでオタクな僕の部屋に記憶を無くした金髪美少女戦闘ロボがやってきた結果
第2話(2/5)
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仕事疲れで見た甘ったるい変態な夢はともかく、金髪のロボット少女を家に連れ込んだところまでは確かに現実だったらしい。
慌てて布団から這い出ると、「アイナ・・・」とそっと呼びかけてみた。
途端にどこからともなくキュイーンという小さな起動音が響き、少女がパチリと目を開けた。
「おはようございます。」
「あ・・・おはよう。よく眠れた?」
美しい仮称アイナの挨拶にたじろぎ、僕は赤面しながら尋ねた。
「スリープモードは睡眠ではありません。」
「あ、そう。」
まあ、それはそうだろう。パソコンによく眠れたか訊いたようなものだ。
でも、目の前にいるのはどうみても美少女であり、わかっていてもつい意識をしてしまう。
「スリープ中に何か見えたような気がします。何人かの人と一緒に高い塔を上っていました。記憶が一部戻ったのでしょうか。」
アイナがふいにそんなことを言った。
「えっ・・・スリープ中に見えたって・・・それ夢なんじゃないの?」
「スリープモードは睡眠ではありません。」
「あ、そう。」
まあいい。
とりあえず起き上がると、万年床が照れくさくなって、久しぶりたたんでクローゼットに押し込んだ。
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