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ペルソナ3 ネクラでオタクな僕の部屋に記憶を無くした金髪美少女戦闘ロボがやってきた結果
第1話(1/5)
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ているのか興味が湧いてきて、脚の間接部から股間の造形を覗き込む。人に見られたら完全に変態の姿だった。
(一度、服を剥いで造形を確認してみるか・・・)
這いつくばって股間を覗き込んでいると、不意に人形の体がピクリと動いた気がした。
「え・・・?」
驚いて体を起こそうとすると、その目の前に人形少女の腕が突き出され、「動くと撃ちます。」という厳しい警告が聞こえた。
思わず体が固まる。
目の前に突き出された指先には、銃口のように穴が開いている。
(撃つ・・・え・・・え・・・まさか・・・)
「あなたは何者で、ここはどこなのですか?」
冷静な女性の声が尋ねてきた。
(誰が?・・・え?・・・この人形がしゃべってるの?)
訳も分からずパニックになったが、銃口が恐ろしくて身動きができない。
声に感情が全くこもっておらず、それがより一層怖い。だって普通、女の子が見知らぬ男に股間を覗き込まれたら、とてもこんな冷静な声は出せないんじゃないだろうか。
「答えなければ・・・撃つであります。」
(これは間違いなく撃たれる)と思って、全身からまたまた冷や汗が噴き出してきた。きっと、この娘は撃つときに躊躇しないだろう。だって彼女は人間じゃないのだから・・・
「まままま・・・待っ、待ってくれ・・・。ぼ・ぼ・僕は怪しいもんじゃない。・・・へ・変なことはするつもりはないんだ。」
僕は取り乱して情けない声でひたすら命乞いをした。
「たたた・・・ただ、興味本位で股間を覗いてただけで・・・。」
充分過ぎるほど「変なこと」だった。変態と言われても反論できない行為だ。変態だとやっぱり撃たれるのかもしれない。撃たれてゴミ収拾所に捨てられるのかもしれない。
「い・・・いや、違うんだ。性的な意味じゃなくて・・・その・・・ぞ、造形技術に興味があったんだ。ぼぼぼ、僕はフィギュアとかの造形に興味があって・・・顔が、あ・・・あんまり美しくて、きれいにできていたもんだから、か・体の方はどんなふうに造っているのかと、興味が出てきて・・・つまり、それは学術的興味というか、技術屋の使命感というか・・・さ・細部の造作のチェックをすることが重要と考えて・・・なんていうか・・・。」
自分でももう何を言っているのかわからないながらも、言葉を切った瞬間に撃たれるような気がして止められなかった。
しかしそんな僕の言葉を彼女は容赦なく断ち切って、立て続けに質問してきた。
「あなたは研究所の方ではありませんね。」
「は・はひ!・・・研究所とか、そういう関連ではなくて、・・・ぼ・僕は小さなゲーム会社の、た・ただのプログラマーだ。」
「ここはどこですか?」
「僕の家だ。」
「なぜ私はここにいるのでありますか。」
「ご・・・ゴミ捨て場に倒れていたんだ。動かないから・・・ただの人形だと思って・・・人
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