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ペルソナ3 ネクラでオタクな僕の部屋に記憶を無くした金髪美少女戦闘ロボがやってきた結果
第1話(1/5)
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午前0時、今日と明日の狭間の時間。

僕は、その日の帰宅も午前0時を過ぎていた。
政府主導による残業時間短縮の推進もなんのその、ろくに残業代も出ないのに月の残業は100時間を超え、休日出勤もあたりまえというバリバリのブラック労働だった。下請け専門の弱小ゲーム会社の社員に人権は無いのだろう。
発売直前のビッグタイトルのデバック作業で地獄のような日々となり、ここ2日は家にも帰れずに会社に泊まり込みとなってしまった。当然、風呂にも入れず、服も着替えられず、無精ひげも伸びっぱなしで、とても人前に晒せる姿ではなかったが、男性の同僚はもちろんのこと女性社員まで同様の有り様だったので、まあお互い様だから気にする事もない。そもそもそんなことに気をまわすゆとりのある人は一人もいない状況だった。
好きで入った業界とは言え、そのあまりの過酷さにはさすがに限界を感じていた。気づけば同期入社の社員はみんなどこかよそに行ってしまい、ただ一人、不平を言うことも、思い切りよく転職することもできずにモタモタしている僕だけが取り残されていた。
そんな僕ですら、さすがに今度こそは辞めてやろうと思い続けていた。ゲーム製作の仕事に未練はある。だから自分がやりがいを感じられる仕事ならきつくても頑張れる。しかし、僕に不平をいう度胸が無いのを良いことに、ひたすらつまらなくて面倒くさいだけの仕事を無茶な納期でやらされるということの連続では、ただ辛いだけでとても耐えきれない。もうどんな業種のどんな仕事でもいい。ここよりはマシだろう。
今回の仕事の山は、今日、ようやくひと区切りついた。明日は11日ぶりの休日である。しかし安心はできない。次に休めるのがいつになるか、何の保証もないのだ。
ともかくもう頭も働かないし、今後のことはまた後で考えることにしよう。今は少しでも早く布団に倒れ込んで眠りたい。
僕は今話題の影人間のような有り様で、息も絶え絶えになってアパートにたどり着いた。とぼとぼと階段を上り、2階の自分の部屋へと向かう。エレベーターは有るのだが、3〜4階の人と違って2階だと階段を上ってしまった方が早いのだ。
部屋のドアを開けると、入り口のたたきにはゴミ袋の山が積まれていた。中に入れずにその場に立ちすくむ。
そういえば、ここのところゴミ出しもできていなかったので、次こそ忘れずに必ず処分しようと玄関に積んでおいたのだ。
改めてカレンダーを頭に浮かべると、明日はちょうどゴミ回収の日。さすがにこれ以上、ゴミを溜めるのも嫌なのでなんとしても出しておきたい。
おそらく明日の朝、早起きしてゴミ出しをするというのは、まず不可能だろう。ゆっくり眠るためにも、今の内にゴミを運んでしまった方が確実だ。
僕は深く溜息をつくと、最後の気力を振り絞ってゴミ袋を外に引っ張り出した。
袋の中はコンビニ弁当やカッ
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