ギレイス攻城戦@
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やってやる。一人でだって...!!
自分を必死で鼓舞し、敵へと突撃する。
蛇は髪が変化したものだ。
なら、下の方がやや安全じゃないか?
そう思い、身を屈めて突き進む。
しかし、甘かった。
蛇となった髪は、まさに変幻自在に折れ曲がり、降り注ぐ。
「くそっ!!!」
捌ききれず、あちこちに掠り傷を負う。
やっぱり、俺一人じゃ、何もできないのか...!!
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【バルタザール大佐視点】
ーギレイス宮殿 入口付近ー
前にいた者達が消えた...?
どこかへ飛ばされたか。
谷底から突き上がってきたのは全長三メートルほどのゴーレムのようなものだ。
そうだな、宮殿を守護しているから、「ガーディアン」とでも名付けようか。
とにかく、こいつを倒さないと先へは進めないらしいな。
「総員、目の前の障害を打破するぞ」
「了解!!!!!!!」
まず手始めに、細切れにしてやろうか。
拳を構え、45度回す。
風を集めて、そのまま放った。
風は、斜めから抉るようにガーディアンへ直撃した。
ガーディアンに大きな傷はない。
どうやら、材質、外皮が風を跳ね返すみたいだな。
「大佐!!こいつ、固いです!!」
炎魔法や斬撃が、受け流されている。
なるほど、どうやら強敵らしいな。
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【ローゼマリー中佐視点】
ーギレイス宮殿 2Fー
突然、視界が入れ替わった。
別の場所へ飛ばされたのか?罠かもしれないな。
周囲を見渡している余裕はない。即座に、炎を振りまく。
誰もいない...?
「ッ!!?」
急に、空間から何かが現れ、掠り傷を負った。
こいつは、、、
さっき、宮殿の扉から出て来た奴か。
幼い少女の形をしているが、異様に白く、全く人間味がない。
こいつが「ゴルゴーン」か?
なら、早急に仕留めるッ!
「『火炎、縫火花(ヌイヒバナ)』」
放射線状に炎が拡散し、対象を捕捉する。
炎が接近した、そのとき、それは空間から消えた。
やっぱり、こいつが転移を使うのか...!!
周囲を警戒して備えるが、突然現れ、背後からの奇襲を喰らう。
危ないな。掠り傷で済んで良かったよ。
武器は手に
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