作戦会議-Fourth-
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
が。急に勇者とか言って入ってきて、大した活躍もしていない人が。そういえば、フランク少佐は一緒に穴に潜って死んだとか」
「侮辱..だ。取り消せ。フランク少佐は、僕を守って、死んだんだッ!」
誤魔化すのにも慣れて来たな。上出来だ。
「いいや、こいつはやってないよ」
そこで、ローゼマリー中佐が言った。
「まず、デッドライダーの首を獲ったのはこいつだろ?そして、セルコー討伐戦では私を身を挺して助けた。これに、裏切り者としてのメリットはない」
「やだなぁ。冗談ですよ、中佐」
「このまま話していても埒が明かない。作戦の概要を説明する」
大佐が話し始める。
「今回、知っての通り調査隊は向かわせていない。即ち、情報はかなり少ない」
狙い通り、だ。これで、大幅に不利になったな。
「今ある情報は、ギレイス宮殿に敵が潜んでいるだろう、ということだけだ。四天王No.4の情報はない。したがって、仮称『ゴルゴーン』とする。また、セルコー討伐戦にて現れた新型の魔族を呼称『悪魔』とする」
これだけの情報じゃ、大した作戦も立てられないな。
「よって、今回の作戦名をギレイス攻城戦とする!作戦場所はギレイス宮殿、討伐目標を過小『ゴルゴーン』とする!情報はない。ただ、攻め落とすのみだ」
そうして、今回の作戦会議は終了した。
------------------------------------------------------------------------------------------------
へぇ、あそこがギレイス宮殿か。
アリシデェタ様を脅かす者、光魔法の使い手。
私が、必ず始末してきます。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ