第75話
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モロの姿を見たブウの様子が変わっていく。
「え?どうしたの?ブウ…」
「あいつ…思い出したぞ」
モロを見ながら呟くブウに対して、ブウとは初対面のモロは訝しげな表情を浮かべる。
「俺が昔捕まえた悪い奴!」
それを聞いたモロはある人物を思い出す。
「…!お前まさか…大…界王神…か?待て…何でお前が生きているんだ…?」
どうやら大界王神がブウに吸収されたことは知らずともいなくなっていたことは知っていたようだ。
「お前…昔、俺の友達いっぱい殺した」
「…!己、大界王神…!がああ…があああ…があああああ!!」
「気が…!」
「な…何だっ、まずい…抑えられない!!」
悟林がモロの気が急激に膨れ上がったことに驚き、メルスもモロの変化に動揺すると、拘束が吹き飛ばされてしまう。
「気の力で拘束を吹き飛ばした…!」
「し…しまった…!」
「大界王神…お前への恨みは忘れんぞ…!!」
「俺もお前がやったこと忘れない…これ以上もう、みんなを苛めるのは…許さないぞーーーっ!!」
気を解放するブウだが、ブウとの対戦経験が多い悟林は気付いた。
かつてブウの中で最強の姿であった悟飯を吸収したブウよりも遥かに強くなっていることを。
「この気…もしかして、ブウ…悟飯を吸収してパワーアップした悪いブウより遥かに強くなってない!?」
「ほ、本当ですか悟林さん!?」
「うん、少なくても私の知るブウの中でぶっちぎりのパワーだよ」
「もしかして、記憶を取り戻したことで潜在能力が解放されたのかもしれませんね…」
大界王神の記憶と同時にブウのパワーアップまでしてしまったのは嬉しい誤算だ。
ブウはモロに突撃し、モロは炎の壁を出すが、そのままブウが突っ込んでモロを殴り飛ばす。
「炎に突っ込んだぞ!ブウには効かねえのか!!」
「ぐっ」
体勢を立て直したモロが突っ込んでくるブウの腹を腕で貫くが、完全に消滅させられない限り死なないブウには大したことはなく、体を振ってモロを投げ飛ばした。
「ブウには再生能力があるから普通の攻撃は効かないんだよね」
以前悟林達がブウと闘った時に苦労したのはこの再生能力が大きかった。
そして投げ飛ばしたモロに口から放った気弾を放って直撃させた。
「こ…これは驚いた…ブウさんがこんな力を持っていたとは」
「ひえぇ…あいつのこと怒らせなくて良かった…」
メルスもジャコもブウの力に驚いており、その後もブウはモロを相手に優勢に闘っていた。
星のエネルギーを集めた玉を投げつけるモロに対してブウはそれを蹴飛ばし、その隙を突いてモロを殴って地面に叩き落とした。
「流石魔人ブウ」
「良いぞブ
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