第75話
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はいよっ!!」
メルスの声に悟林は急いでモロから離れてメルスは腕の装置から捕獲用のネットを出してモロを捕獲する。
「ぐっ…何だこれは…ぐうっ!!」
モロが脱出しようともがくが、悟林から貰ったダメージが重くメルスが思っていたよりも抵抗がないことに安堵する。
「お前を捕らえるために我が隊が開発した捕獲器だ。悟林さんから受けたダメージもあって簡単には破れないだろう」
「己…銀河パトロール…!」
「メルス!悟林!!」
「お父さん!ベジータさん!無事で良かったよ」
「間に合って良かったですよ」
無事な2人の姿に悟林とメルスが笑みを浮かべる。
「ところであれはどこまで保つの?」
「ずっと拘束しておくほどの力はありませんから、一時的に動きを抑えられるだけです。」
「そっか!おーい!ジャコさん!早くブウを外に…おーい!!?」
宇宙船からブウが出る気配がなく思わず叫ぶが、全く出ないどころか反応がない。
「ま、まさかまた寝てるんじゃないだろうね!?」
「ジャコ隊員、急いで下さい!早くしないと拘束が解けてしまいます!」
「お…おいっ、早くしろっ、お前の出番だぞ…!くそ…腹がつかえて…フン!」
どうやらブウが出るには狭すぎるのか、ジャコが押して外に押し出すと同時にジャコが落下した。
「大丈夫なの?ジャコさん、ブウはまだ寝てるの?」
「おお、すまん…いや、さっきまで起きてたんだが、今の運転で酔ってしまったらしいな」
悟林がブウを動かしてジャコを救出するとブウが動かない理由を説明してくれた。
「もう、何で肝心な時に動けなくなるかなぁ…」
前の大会の時と言い、何故こういう肝心な時に動けなくなるのかこの魔人は。
「おいイリコ!お前運転荒すぎるぞ…!」
『ご…ごめんなさい…』
宇宙船に乗り慣れているジャコでさえ荒いと言うのだから先程の一連の宇宙船の動きは相当に荒い操縦だったようだ。
「うえっぷ…」
乗り物酔いのせいか何時もより覇気がないブウ。
「ねえ、本当に大丈夫なの?」
「た、多分な…さっさとあいつの魔力を封印してくれ!そうすれば後は悟林が何とかしてくれる!!」
不意打ち込みとは言えモロを一方的に叩きのめした悟林がいるので、後は魔力さえ封じ込めればモロは終わりだ。
「ブウの奴はその大界王神とやらの記憶が蘇ったのか?」
「ああ、我が部隊には銀河ライセンスを持った霊媒師、催眠術師、アロマセラピストまでいるからな!記憶を蘇らせるなんてのはお手のもんだ!」
「ちょっとブウ!モロはあっちだよあっち!!」
フラフラしているブウを強引にモロの方を向けさせると、ブウが反応した。
「……モロ…?」
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