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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第84話 究極に甘い食材はどれだ!オカルト研究部だけの初めての捕獲!前編
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そして朱乃は群れの後方で何かおかしな動きをしている小型のハニードラゴンを見つけた。
「わたくしもいろいろ勉強していますの。群れで生活する猛獣の中には動きを指示する司令官タイプの存在がいる事もあると……あれがそうですわね」
朱乃は両手を円を作るように構えた。
(普通に攻撃しても間違いなく群れに邪魔をされる、ギャスパー君の目も群れに邪魔されてしまう)
指示をしているハニードラゴンは自分の存在がバレたと察したのか群れの動きを自分を守るように変えていた。あれでは遠距離攻撃も防がれてしまうしギャスパーの神器も群れに邪魔されてしまう。
(遠距離は駄目、でも普通に近づいては逃げられてしまう……なら相手が反応できないくらいの速度で接近するしかない)
朱乃は堕天使の力……光を集め始めた。
「以前のわたくしなら絶対にできなかったこの技もグルメ細胞と適合した今なら出来るはず……やってみせますわ!」
朱乃は円に構えた手から光を照射して指示をしているハニードラゴンの元に光を伸ばした。
「『八咫鏡』」
すると朱乃の体が光と一体化して次の瞬間には指示を出しているハニードラゴンの背後へと回っていた。
「放電!」
そして電撃を流して指示を出していたハニードラゴンを感電させた。指示系統を失ったハニードラゴン達はまるで力を失ったかのように海に落ちていく。
「や、やりましたわ……でもやはり結構なダメージを受けてしまいますわね」
朱乃が使った八咫鏡は自らを光と同化させて光速で移動する技だ。だが悪魔にとって弱点である光に同化するなど自殺行為でしかない。だがグルメ細胞と適合したことで朱乃は光に対してとても高い耐久力を得たことで使えるようになった。
もっともダメージは受けてしまうので改善が必要ではあるが、今は勝てた喜びの方が大事だろう。
「朱乃先輩!大丈夫ですか!?」
「ええ、大丈夫ですわ。ギャスパー君もありがとう」
朱乃はそう言うとギャスパーの頬にキスをした。それを受けたギャスパーは顔を真っ赤にしてしまった。
「二人とも、お疲れ様。蜂蜜は確保しておいたよ」
「黒歌さん、流石仕事が早いですわ」
黒歌は大きな壺にたっぷりの蜂蜜を入れてこちらにやってきた。
「こ、これがハニードラゴンの蜂蜜……凄く美味しそうですわ……」
「少し舐めてみる?それぐらいなら全然問題ないにゃ」
「いいんですか!じゃあ遠慮なく……」
朱乃とギャスパーは蜂蜜を分けてもらい食べてみた。
「んんっ?凄く濃厚な甘みが一気に口の中に広がりましたわ!様々な花から集められた蜜が混ざり合って極上の
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