第68話 白い影の調査
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ロッコがどうするか考えているとレイスという少年がそんな事を言い出してきた。
「デートだと?」
「そりゃいいな。俺あそこにいる茶髪の剣士の姉ちゃんすっげぇタイプなんだよな!」
「俺はエステルちゃん!もしくはフィルちゃんが良い!」
それに便乗してディンという少年も賛成と言って手を上げる。
「お前らなぁ……まあ俺は興味ねえが一杯奢ってもらえばいいか。この条件で良いか?」
「いいんじゃないか?勝てればな」
好き勝手に言う3人に俺は太刀を抜きながら前に出た。
「あん?なんだよお前は?」
「フィー……いやフィルの兄貴さ。この子とデートしたいなら俺を倒してみろ、3人まとめて相手をしてやる」
「はぁ?いきなり出てきて調子に乗んなよ!」
「いいじゃねえか、あのヨシュアって奴じゃないならイケるだろうぜ?」
「ああ、俺達を相手に一人でやるなんてほざく奴は気に入らねえ。やっちまうぞ!」
3人は武器を抜き戦闘態勢に入った。
「行くぞ……!」
―――――――――
――――――
―――
「ぐっ……なんなんだよ、コイツ!」
「は、早ぇし分身しやがったぞ……!」
「剣から炎を出すし……アガットみてえな事しやがって……」
「いや強かったよ、3人共。少し本気になった、正直予想以上だったよ」
勝負は俺が勝ったが意外にもやるのでクラフトも使った。真面目に鍛え込んでいけば将来遊撃士としてもやっていけそうだな。
猟兵のくせに遊撃士を進めるのかって?だって猟兵なんて本来なるような仕事じゃないし遊撃士の方がよっぽどマシだろう。
「お疲れ様、リィン」
「意外と粘られたね、前よりも強くなっていたしあの子達もやるね」
フィーと姉弟子にねぎらいの言葉を貰った。
「大丈夫?リィン君も無茶するわね。でもあんた達最初に会った頃と比べると本当に強くなったわね。不良なんてやってないで遊撃士でも目指したらどう?」
『えっ!?』
エステルも同じことを思ったのか彼らに遊撃になったらどうかと言う。それを聞いた3人は驚いた顔をしていた。
「俺達が遊撃士?ありえねえって!」
「そう?十分にやっていけると思うわよ。少なくともあんた達だってずっと不良やってるつもりはないんでしょう?いい機会だと思うけど」
「……とりあえず約束は約束だ」
三人はそれぞれ違う反応をしていたがロッコが話を進めた。そして彼らから情報を知っているというメンバーの事を聞いて俺達はそこに向かうことになった。
「それじゃあね。あっ、そうだ。さっきの話考えておいてよ、遊撃士って人手不足だからあんた達がなってくれたらあたしも嬉しいわ」
「はっ、
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