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タイトル案は第一話に記載しています。
セルコー討伐戦?
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【ローゼマリー中佐視点】

「中佐、そっちの敵はお願いします!!」

「いや、こっちのほうがやばいんですけど!!」

「すいません!!ここも危ないです!!」

「了解、まとめて倒してやるよ」

炎魔法で一帯の魔族を一通り倒す。

「ありがとうございます!一生恩に着るっす!!」

「ああ、頼んだぜ」

小粋な会話をしながら魔族を蹴散らしていた、その時、何か異質なものを捉えた。

奥の方に見える、全身を黒を基調とした衣服で包んだ少女。
ここにいるのがただの人間でないことはわかる。
いや、直観した。あれは敵、魔族だ。
人とは気配が違う。

すると、そいつは、手を前に出し、

私の横にいた兵を黒い弾で貫いた。

「中佐!避けてください!!」

兵の一人が、私の前に立って庇おうとする。

「いや、いい。大丈夫だ」

それを押しのけ、前に出る。

これ以上、私の近くにいる人間を殺させるわけにはいかない。
さすがに、目の前のやつくらい助けないとな。

黒い少女は次の標的を定めて黒い弾を放つ。

それを、炎を出して止めた。

「???少し、強いのがいるね」

「私のことか?そりゃどうも」

何気なく返事したが、こいつ魔族なのに話したぞ。
只者じゃないかもしれないな。

今使った黒い弾はおそらく闇魔法だろう。
未発見の上位個体か?

「失礼、君は誰だい?」

「初めまして。私、アリシデェタ様の補佐、メルシゲェテと申します」

何だ?やけに礼儀正しいじゃないか。それに、どっちも人間の名前じゃないな。

「ああ、こっちは名乗らないぜ。勿体ないんでな」

「へぇ。そう」

そう言って、口角を吊り上げて微笑んだ。

こいつ、雰囲気が変わった...?

さっきと同じく、手を前に出し、黒弾を打とうとする。

だが、明らかにさっきよりも強いエネルギーだ。

それなら、こっちも威力を上げないとな。

黒弾は、強い勢いで、確実にこちらを仕留めようと放たれた。


押し返すッ..!!!

イメージしろ。燃え盛るようなイメージを...!!

「『火炎、縫火花(ヌイヒバナ)』ッ!!!」

熱く激しい火花は、黒弾を弾いて、奴のところで爆発した。

「きゃっ!!あっつい!!!」

どうやら攻撃は十分通用するらしい。

「へえ、そんな風にするんだ。えぇーと、」

何か言っているな。
なら、とっとと倒してやるよ。


「『火鴉(ヒガラス) 』」

炎の鳥は、敵を焼き尽くすべく突き進んでいく。


「『封印開放(アビス・バレット)』」

黒弾は、形を変えて、唸るように火鳥を相殺した。

こいつ、まさかさっきの
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