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タイトル案は第一話に記載しています。
セルコー討伐戦@
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抜ける。

「あなたが風を起こしてくれたおかげですよ」

さっきの突風で目が擦れて、目が潤んだ。
それがレンズの代わりになって、一時的に目が良くなったのだ。

竜は、そのまま、勢いを止められず、真っすぐ進んで行った。

「今だ!!!ぶっ飛ばせ!!!!!」

竜が突っ込んでいったのは、樽型爆弾の山だ。

直撃。よしっ!!

でも、流石に四天王といったところで、これでも致命傷には足りないらしい。

ダメージを負った竜は、一時避難するように、空高く上がった。

これで人類が立ち直る時間は稼げたんじゃないかな。


「すいません!少し手間取りました!」

アルフレート少佐が、どこかから来て言う。

「健闘、感謝する」

バルタザール大佐が後ろから現れて言った。

ふう、これで体勢は整ったかな。

それにしても、まさか竜と一騎打ちになるとは思わなかったよ。

なかなか頑張ったね、私。



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【勇者視点】

そろそろ頃合いか。

雪崩に巻き込まれ、動けないふりをして時間を稼いでいたが、多くが立ち上がってきている。

状況を見ると、主力三人と、多くの兵が竜と交戦していて、ローゼマリー中佐と少数の兵が寄ってくる魔族の牽制をしていた。

ここは、魔族の牽制に混ざっておくのがやりやすいだろう。

今回の僕の作戦は終了した。あとは、できるだけ何もせずに見守るだけだ。


「ローゼマリー中佐!加勢します!!」


「ああ、そっちは任せるぞ!」


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ーセルコー雪原 魔王城側ー

(人類を始末しろって言われたけど、どうしようかな。やっぱり、外側から攻めるのがいいよね。あそこの、魔族と戦ってる奴らから始末しようっと)



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