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タイトル案は第一話に記載しています。
Episord of Zero
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あるか?」

できるだけ明るい表情で尋ねる。

「なあ、人は、死んだらどこに行くと思う?」

「...さあな」

「何も無くなるんじゃ寂しいよな。だから俺は、死んだら幸福な場所に行くことにするよ」


「じゃあな。また会おうぜ」

そう言い残して、息を引き取った。


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ー三年後ー


三年前の魔族の攻勢を何とか乗り切った人類に、再び脅威が訪れる。

そのときの魔族の数よりも、格段に多い数が今、帝都へと向かって来ていた。

「来るぞ!!迎え撃て!!!」

襲来する魔族へ人類が攻撃を始める。

「もっとだ!!もっと喰らわせろ!!!」

人類はやや劣勢で、何とか持ちこたえていた。


(よし、まずは十三体、一気に仕留める!)

「なんだ?あいつは...?」

魔族の群れの中へ突っ込んで行く男に目を向ける。

「喰らえ」

嵐が吹き荒れ、魔族を片っ端から切り刻んでいった。

「あいつ、風魔法で敵を斬ったのか!?」

「そんな馬鹿な!?あれほどの威力が出せるのか!?」


(あれから、レックが死んでから、俺は強くなろうと意気込んだ。その結果、風で敵を斬れるまでになったわけだ。まあ、まだまだあいつには届かないがな。せいぜい、先に行ったあいつにカッコ悪いところは見せないようにしないとな)


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「聖女様!後は頼みます!!」

「ええ、後は任せなさい」

人類の中心にいる、聖女と呼ばれる人間が、手から大きな光を出す。

そして、光をそのまま放り投げて、目の前の魔族を殲滅した。

(あいつ、アリシアか?ずいぶん大層な肩書きを得たよな、まったく)

「よし!!やったぞ!!!」

「いいえ、まだ終わってません。気を引き締めて」


瞬間、空から咆哮が轟いた。
天から舞い降りて来たのは、大きな白い竜だった。

「なんだ...あれ」

「まさか、四天王じゃないか!?」

また、大きな咆哮が鳴り響き、竜の口が光った。

それは雷鳴のように、地面へと落ち、辺りを破壊し尽くした。

そして、竜は地面へと降りて来た。

「くそっ、とにかく、帝都へは近づけさせない!」

急いで、竜の元へと向かう。

そこには、一人の少女がいた。


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