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タイトル案は第一話に記載しています。
勇者、処刑。
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強力な個体だった。

「そうだ!ここは協力して...」

「いえ、その必要はありません」

その申し出を、勇者はあっさりと断る。

「どうして...」

「僕は、聖典が示す正義を実行するだけです」

その言葉に一切の偽りは感じられなかった。

「でも、今回は敵が強すぎる!負けるかもしれないだろ!」

「...勝手に僕の能力を推し量るな。魔族は僕が皆殺しにする」

勇者は一人、敵へ走って行った。
勇者と魔族の戦い、それは一瞬だった。
たった一撃、それだけで魔族だったものは消し飛んだ。

「こんなところか...」

足元を見つめて勇者が一人呟く。

「・・・」

辺りは静寂に包まれる。
表情一つ変えず敵を殲滅した勇者の姿を見て、言葉を発する者はいなくなった。


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ー魔王討伐後 軍本部ー

「アレはやり過ぎた。人類への忠誠心を植え付けるために聖典を利用したはいいが、度が過ぎている。このままでは、何かの拍子で人類に牙を?いてもおかしくはない。それに、使い終わった兵器は処分しなくては」と、誰かが言った。

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目の前に広がるのは、僕が不当に処刑されようとしているのをただ呆然と見つめる、神に背く民衆どもの姿だ。


正義を為すのが人だ。なら、それをしないお前らはただの処罰の対象だ。


だったら.......

 
皆殺しにしてやるよ、愚民共。



 まもなくして、ルードの首は斬り落とされた。





The story is the end.....?
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