第74話
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先程起きたようです」
ブウが起きたことをメルスが確認するが、どうやら本当に起きているようだと安堵する。
「今はどちらに?」
「確か食堂にいると…」
「メルス隊員こちらです!今、魔人ブウさんが恐ろしい量の食事を…!」
「すぐに行きましょう」
ブウは食堂におり、慌ててやって来た隊員から恐ろしい量の食事を摂っていることを報せられる。
「メルスさん、ブウはサイヤ人並みに食べるからたくさん用意した方が良いよ」
「そうですか、ありがとうございます。イリコ隊員、何時でもナメック星に出発出来るように宇宙船の整備をお願いします」
「了解!」
メルスがブウの元に向かい、今まで宇宙船のパイロットを務めていたイリコは早速宇宙船の整備の準備に向かう。
「おい、お前ら!船内にマカレニ兄弟が収監されてる。運び出して銀河刑務所に送り届けといてくれ」
「何だジャコ、見ないと思ったらメルス隊員と一緒だったのか」
「さっきお前宛に連絡が入っていたぞ」
「ん?連絡?ママかな?俺が送ったバースデーカードが届いたのかも」
自分宛の連絡先が分からないジャコは取り敢えず可能性が高い自分の母親かと思っていた。
「いや、ママではない。確か地球の…タイツって女からだ」
「タイツ?」
「その人って確かブルマさんのお姉さん…だよね…」
「ああ、嫌な予感がするぞ…」
「私が代わろうか?」
「すまん、頼む…ブルマと関わるとろくなことがない…」
「まあ、そうだね。あの人って私達と比べて貧弱なのに好奇心で厄介事に関わろうとするとこがあるからね…2人の母親になったのに何時まで若い気でいるんだろ…はあ、憂鬱だ…」
フリーザが最初に地球に襲来しようとした時と言い、人造人間の時と言い、危険な場所に好奇心で首を突っ込むところがあるのだ。
母親になってしばらくして落ち着いたかと思ったら復活したフリーザの襲来にまで首を突っ込むのだから死んでも治らない性格なのだろう。
「…なるほど、お前もブルマに苦労させられたクチか…」
「まあね」
「…出発前にミルク飲まないか?あいつへの愚痴とチーズを肴に」
「ミルクとチーズ?まあ、嫌いじゃないから良いけど…そうだねジャコさん」
ブルマに苦労させられた者同士、何となくだが気持ちが通じ合った気がする。
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