第74話
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宇宙船ごと捕まえたかったので多少泳がせたところはありますが力を隠しているわけでは…」
「本当はお前1人でもモロとか言う奴を捕まえることは出来るんじゃないのか?」
「とんでもない、確かに私は銀河パトロールではナンバーワンかもしれませんが、モロは次元が違います」
「ちっ…さらっと自慢を入れてきたな…」
「あいつの力には上限がないんです…」
「上限がない…つまり強くなるのに限界がないってこと?」
「…はい、ですから早い段階で捕らえないととんでもないことに…」
「あっ」
その時、この宇宙船に通知が来たので確認のためにメルスが操縦席の方に向かう。
「どこからの通知ですか?」
「通知?」
「別のとこからの連絡だと分かればいいよ」
通知についての簡単な説明をすると、パイロットが通知を読み上げる。
「偵察に出ていたクサヤ部隊がモロの居場所を掴んだようです!」
「それってどこなの?」
「KT40区間を航行中…思ったより遠くまでは行っていませんね…」
メルスが読み上げた場所だが、悟林と悟空には良く分からない場所だ。
「それってどっちなんだ?」
「方向的にはあっちだな」
ジャコがKT40区間の方向を指差すと、悟空が早速その方向を向いて瞬間移動をする時のように指を額に当てた。
「よし…ちょっと探ってみっか…」
「何をやってるんだ?」
気の探知能力を持たないジャコには悟空が何をしているのか分からないようだ。
「気の探知だよ」
「方向さえ分かれば気が掴めるかもしれんからな」
「………」
しかし、途中で悟空の顔色が変わる。
「どうしたのお父さん?」
「モロの気を見つけたのか?どれ…」
モロの気を感知したと気付いたベジータは早速自分もモロの気を探ろうとしたが悟空が止める。
「止めろベジータ!こっちが気を探っているのを向こうは気付いてる!」
「何っ!?どういうことだ!?」
悟空の探知時間からしてここからは相当に離れているので、向こうがこちらの探知に気付くことは普通なら有り得ない。
「良く分かんねえ…こんな感覚初めてだ…」
「そんなことが出来る奴がいるなんてね。お父さん、モロって奴はどんなだったの?気の大きさとか分かる?」
「気は大したことねえが、今まで感じたことのねえ恐ろしい気だ…とんでもない数の人間が…悲鳴を上げているような…」
「げげげ…何と恐ろしい表現をするんだ…」
悟空のモロの気の表現にジャコは顔を引き攣らせる。
「モロは星などの生命エネルギーを吸収してそれを自らの力に変えているんです。ですから奴のエナジーは殺された生命の集合体なのです」
「何だそれは…
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