暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンボールZ〜孫悟空の娘〜
銀河パトロール囚人編
第73話
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ので何とも言えない。

「おい、悟林。あまり変なことを言うな。どこで聞かれてるか分からんぞ」

「確かにね、地獄耳そうだしね」

「とにかく、そのとんでもねえ悪者が逃げちまったってことか」

「そうなんです、モロには恐らく魔力が戻っています。我々としては再び捕らえるためには大界王神様の力が必要であると考えました」

「なるほどね、確かにブウは吸収した相手の能力を使うことが出来る…可能性はあるね」

実際にピッコロとゴテンクスを吸収した悪のブウはそれぞれの技を扱えるようになっていたのだ。

大界王神の力も扱えるようになっているはずである。

「ところでブウは最初から寝ていたのか?ならば後数日は起きんぞ、多分」

恐らくあの時と同じように長期睡眠状態なのだろう。

その状態ではしばらくは起きないはずだ。

「何をやっても起きないんだよね、長期睡眠中は…代わりに私達がモロって奴を倒してあげるよ。地球にいても修行やパンちゃんの躾以外はやることないしね。最近はトランクス君と悟天もしっかりしてきたから地球は大丈夫だよ。お父さんは?」

「おう、オラも構わねえぞ。ベジータは?」

「…ブラのことが気になるが…」

「別にベジータさんがいなくてもブラちゃんは平気平気。トランクス君が赤ちゃんの時だってほっぽって修行してたんでしょ。別にベジータさんがいなくてもブラちゃんはしっかり育つから大丈夫だよ。あの人もそうだったんだしさ…まあ、あの人は私と悟飯の教育があったのもあるけど…とにかく気にしないで、ベジータさんがいなくてもブラちゃんは大丈夫!!」

「なあ、悟林。おめえ物凄く酷えこと言ってっぞ…」

「き、貴様…今ここで殺されたいか…」

「え?だって事実じゃない。あの人なんて最初からベジータさんがいなくても物凄く立派に育ったよ」

「ぐ…うう…!」

ベジータがいなくても立派な好青年になった未来トランクスと言う前例があるので、悟空は何も言えず、ベジータは体を怒りで震わせるだけであった。

取り敢えず銀河パトロールに協力することになり、銀河パトロール特別隊員として組み込まれることになる。

しかし、支給されたユニフォームは嫌だったので道着にマークを付けることになったが、これはこれで嫌だったのは言うまでもない。
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