銀河パトロール囚人編
第73話
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「まあ、俺よりちょっと多いぐらいかな」
「因みにザコさんは?」
「だからザコじゃない!ジャコだ!…3つだ…」
「あっそう…」
「お前、聞いておいて…!やはりサイヤ人は野蛮な種族だ…!」
ジャコの担当する区域を聞いた悟林はすぐに興味を無くし、ジャコは青筋を浮かべる。
「ところでメルスさん、あなた達銀河パトロールの目的をそろそろ教えてもらいたいんだけど…どうしてブウを連れ去ろうとしたのか…確かにブウは過去に色々やらかしちゃったけど……もしかして過去にやらかしたことが理由かな?」
取り敢えず聞きたいことがあるので悟空やベジータの代わりに会話をすることに。
「はい、魔人ブウさんの吸収能力についてはご存知ですか?」
「勿論、敵として闘った時はその能力に困らされたよ。もしかして過去に吸収したことが理由なの?」
自分達の闘いの時に吸収されていた仲間は全員救出したので、それ以前に行われた吸収で吸収された人物が関わっているのだろう。
「はい、我々の不注意で凶悪犯が銀河刑務所から脱獄してしまいまして…その凶悪犯を再び捕らえるにはある人物の力が必要であることが分かったんです。大昔に魔人ブウさんに吸収された大界王神様のお力が…」
「大界王神様…聞いたことあるね、界王神様の師匠だった人なんでしょう?でもどうして凶悪犯を捕まえるのに大界王神様の力が必要なの?」
「嘗てこの宇宙を荒らし回った…“星喰いのモロ”。その力は強大で当時の銀河パトロールの前身となる銀河警ら隊は勿論、界王様でさえどうしようもない存在でした。1つの星系と320以上の惑星のエネルギーを喰らい、滅ぼしていきました。事態を重く見た大界王神様が界王神様の中で最も強かった南の界王神様と共にモロと闘ってくれたのですが、星のエネルギーを喰らうことで強さを増していくモロに追い詰められ、大界王神様が自らの神力の大半と引き替えにモロの魔力を封じることに成功しました。抵抗することが出来なくなったモロは銀河刑務所に収監されることになりました。」
「ちょっと待って、そのモロを始末しなかったのは何で?普通に死刑対象じゃない」
厄介な魔力とやらを封じ込めたのなら何故すぐに始末しなかったのか?
そこが悟林には気になる。
「モロは魔力こそ失ったものの、その戦闘力はまだまだ強大でしたので、我々としては死刑にしても執行出来る者がおらず、終身刑として投獄し続けるしかなかったのです」
「なるほどね、普通ならこれもビルス様がやるべきことでしょうに…まあ、だからこの宇宙は人間レベルとやらが低いんだろうけど……」
大界王神や南の界王神まで闘う事態に陥っていたのに動かなかったこの宇宙の破壊神の怠惰ぶりに呆れる悟林だが、変に干渉されてもこちらも困る
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