暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンボールZ〜孫悟空の娘〜
銀河パトロール囚人編
第73話
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全宇宙を巻き込んだ闘いからしばらく経ち、誰もが平和を享受している中、悟空達は重力室で修行をしていた。

「うん、大分100倍の界王拳に慣れてきたね」

「ふう、身勝手の極意を使わねえと勝てそうにねえや」

「ふん、身勝手の弱点が知られてるんだ。使えたところでそれを突かれたらどうにもならんだろう」

身勝手の極意の弱点は相手との実力差が離れている程に顕著になりやすい。

界王拳でパワーを調整しながら身勝手の極意の精度が落ちたところを突かれたら一溜まりもない。

「そう言うベジータだって何とかの極意はダメージ喰らいすぎたら意味ねえって知られてんじゃねえか」

「だから我儘の極意だと何度言えば分かるんだ貴様は!」

そしてベジータの我儘の極意もダメージを受けて闘争心を燃やすことでパワーを上げる性質上、肉体の限界を超えたダメージを受けるとパワーが上がらないと言う欠点がある。

ベジータの場合は攻撃を受けなくとも闘争心を燃やすことが出来れば大分違うのだが。

どちらの極意も実戦で使うにはまだまだ不完全と言うことだ。

その時、ブルマから連絡が入った。

『ベジータ!孫君!悟林ちゃん!ちょっと外出てきてくれる?サタンから急ぎの連絡なのよ』

「は?サタンさんから?」

重力室を出るとブルマがいたので悟空が尋ねる。

「どうしたんだブルマ」

「良く分からないんだけど…サタンの家に謎の集団が現れてブウさんが拐われそうになっているらしいの」

「はあ?ブウを誘拐?冗談でしょ?みんなはもう忘れてるかもしれないけどあれ一応第7宇宙のフリーザとセルに次いでの脅威だったんだよ?」

今ではフリーザとセルの方が圧倒的に強いが、ブウより強い存在など滅多にいないのだ。

「…また、悪い奴が現れたんか?」

「さあ…分からないわ」

「…特に強い気は感じられんが」

「まあ、仕方ないね。一応様子を見に行こうか」

「そうだな、行くぞ悟林、ベジータ」

サタンシティに瞬間移動で向かおうとする悟空。

悟林はすぐに悟空の手を取るがベジータは拒否する。

「サタンシティなど5秒で飛んでいける。2人でさっさと行け!」

「何だよつれねえな」

「まあまあ、素直なベジータさんを考えてみなよ?大人しくて淑やかなブルマさんみたく想像出来る?」

「…やべえ、想像したら気持ち悪くなってきたぞ」

素直なベジータと淑やかなブルマを想像して気持ち悪くなってきた悟空。

「「どういう意味だ(よ)!!」」

ベジータとブルマの怒声をかわしながら悟空と悟林はサタンシティに向かうのであった。

そしてサタンの屋敷に着くと確かにブウが連れ去られそうになっている。

「ええ?何で連れ去ら
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