第72話
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それは今の悟空の精神状態を現すかのようだ。
そしてジレンが勢いをつけて殴りかかるが、ジレンの圧倒的な気が刺激となったのか悟空の髪の色が銀色に変化した。
悟空はジレンすら対応出来ない動きで拳を腹に叩き込む。
「ごおっ…!!」
攻撃直後のほんの僅かな隙を突かれたジレンは血反吐を吐く。
「この気は…ウイスさんに似てる」
ベジータの我儘の極意が破壊神なら、悟空の今の気は天使であるウイスに酷似していた。
「ご…悟空の髪が銀髪!?」
神の気を感じ取れないクリリンは悟空の髪の色が変化したのは気付いたが、肝心の状態が分からない。
「ウイス、あれがそうなんだな」
「はい、間違いありません」
「だよな…神なら誰が見ても明らかだ」
「なるほど、あれが俺では極められない身勝手の極意の完成形と言うわけか」
「はい、あれが正真正銘…身勝手の極意です」
初めて大きなダメージを受けたジレンが地面に膝を着いた。
「ジレンが初めて膝を着いたか…恐らく奴は今度こそフルパワーで来るな」
セルが分析したようにジレンの気が更に膨れ上がって悟空に悟林達ですら目視が出来ない程のラッシュを繰り出す。
悟空は黙々とジレンの攻撃を捌いていく。
「これは凄いね…!あまりの激しさに武舞台全体が揺れてる…!」
しかし、ジレンの猛攻は長くは続かない。
ジレンの隙を突いた攻撃が吸い込まれるように決まり、腹に蹴りを叩き込んで悶絶させた直後に回し蹴りを叩き込んで吹き飛ばす。
クリリンは悟空がジレンに優勢となっていることに驚く。
あれだけ圧倒的だったジレンに対してだ。
「悟空が押してる…悟空が押してるぞ!!」
次の瞬間、ジレンの気功波が放たれたが、悟空はそれをかわし、射線上にいた悟飯もギリギリでかわした。
観客席も吹き飛ばされ、もう少しでピッコロ達に直撃するところであったが。
悟空はジレンの真上を取ってかめはめ波を直撃させた。
武舞台に穴ができ、ジレンの姿がないことから落ちたのではないかと思ったが、ジレンはまだ武舞台から落ちておらず脱落となっていない。
「相手の隙を突く攻撃など…真の強さではない!!」
武舞台に戻ってきたジレンは更に気を高めて先程よりも激しい連続攻撃をしてくる。
しかし、悟空はそれを防ぎつつカウンターを決めるが、ジレンはそれに耐えて再び攻撃を仕掛けてくる。
「これはちょっとまずいかもね」
「え!?何でだ悟林ちゃん!?」
「ええ、悟林さんの言う通り簡単には行きそうもないですね。やはりジレンの底力は計り知れません。カウンターも覚悟の上でスピードを更に上げてきました。」
「身勝手の極意は勝手に体が動くせいで自
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