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私はいじわる 小悪魔が住みついた
3-?
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ン しゃべりすぎー」と、鈴花ちゃんは、お母さんを引っ張っていっていた。

 悔しいけど、やっぱり、昂君は恰好良いのか― と、私が思っていると

「御読君 普段 ぶっきらぼうだけど 優しいんだねぇー」と、美咲ちゃんが輪をかけて余計なことを・・

「そんなことないよ それより、男って俺だけ?」と、私の方を睨みつけて来た。

「ウチは なんも・・ 他に男の子が居るって言ってへんよー」と、焦って弁解していたが

「おーい 焼くぞー 昂君 食べてくれよ 何が良い?」と、その時、鈴花ちゃんのお父さんが声を掛けてくれた。

 炭コンロの横には、大きな海老と私の知らない魚、貝とか、お肉に野菜が並んでいた。そして、おにぎりも。みんなから「わぁー」って歓声があがっていた。

「鈴花ちゃんてさー 何か習い事してるの?」と、香菜ちゃんが聞いたら

「べつにー たまに、スイミング行くけど・・オカンが元水泳選手なんだ だから、教えてもらう オトンはマラソンやってたから、たまに、一緒に走るだけ」

「鈴花ちゃんてさー なんでもさらーっとこなしちゃうよね」

「でもなー ウチ 他人の気持考えんと、ずけずけ言うから、あかんねん 今までな みんなみたいに仲のええ友達いてへんかってんや でも、美咲ちゃんが、すぐに仲良くしてくれたし、真珠も香菜ちゃんもね 嬉しかってん」

「だって 鈴花ちゃんって あっさりしているから、ウチは好きだよ」と、私、あんまり思ってもいないこと言ってしまった。

「真珠って優しいんだよね 昂が気になっているんがわかる気がするわー」

「あのなー」「あのねー」と、昂君と私が同時に言いかけた。

「ほらっー 二人共、気が合うんじゃあない 君達、もっと、ストレートになんなさいよ」と、鈴花ちゃんはさらっと言って居た。

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