第71話
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か!今のベジータはダメージを受ければ受けるほど強くなる。凄まじいパワーを誇るジレンの相手にはうってつけだ!」
「よしっ!良いぞベジータ!!ジレンの攻撃を利用してジレンを超えろーーーっ!!」
クリリンと天津飯がようやくジレンにまともなダメージを受けたことに希望を見出だす。
ビルスも拳を握り締めて叫ぶが、ウイスの表情は厳しい。
「どうでしょう?確かに今、ジレンと闘えるのはベジータさんですが、いくら我儘の極意で戦闘力を上げようが体にダメージは蓄積していきます。ベジータさんがジレンを超えるまで果たしてベジータさんの体が保つかどうか…」
ベジータの我儘の極意は言ってみれば肉を切らせて骨を断つを体現した技だ。
いくらパワーアップしても肉体に蓄積したダメージが回復するわけでもない。
如何にダメージを抑えつつ闘争心を高めるかが、ジレンを倒す鍵となるだろうが、初めて使った技でそこまでの気配りが出来る訳がない。
実際に最初はジレンからダメージを受ける度にある程度パワーアップして反撃していたが、ウイスの目には分かる。
ベジータの攻撃のキレが悪くなってきていることに。
「なるほど、確かにお前は先程の2人よりは強い。それは認めよう。だが…」
拳に気を集中させたジレンがベジータの腹に叩き込むと血反吐を吐いたベジータの我儘の極意を解除させる。
「がっ!?」
「お前が俺を超える前にお前の肉体が保つかは別問題だ」
「やはりベジータさんの我儘の極意も不完全だったようですね。悟空さんの身勝手の極意“兆”に合わせて、我儘の極意“兆”と言ったところでしょうか」
「ぐっ!!」
ベジータは咄嗟に超サイヤ人ブルーフルパワーに変身する。
今の我儘の極意はトッポの破壊エネルギーを吸収したことで発動したもの。
まだ自力ではそこまで至れてないベジータには最早蒼神化フルパワーの状態で挑むしかない。
「まだ諦めないのか」
「諦めるわけがないだろうが…我儘の極意が使えなくとも…貴様と刺し違えてでも落としてやる。俺達サイヤ人は強敵との闘いで命を燃やす度に強くなるんだ!!」
ダメージが蓄積して疲弊しているのに決して諦めないベジータにジレンは目を閉じながらベジータのラッシュを防いだ。
「見事だと言っておこう。第7宇宙の誇り高き戦士よ」
顎を殴り上げ、そしてがら空きになった腹に気功波を直撃させるとベジータを場外に落とした。
「ぐっ!」
「ベジータ!」
「おい、仙豆だ!」
天津飯が仙豆をベジータに与えるように言うとクリリンはすぐにベジータに仙豆を食べさせた。
「…すまないビルス様。破壊神の力を使いながら負けてしまった」
「なーにを言ってる。お前の我儘の極意と
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