第四十一話 〆切を意識してその三
[8]前話 [2]次話
「かえって勉強したくなりますね」
「そうそう、他に何かしてるとね」
「どうもメリハリが出来て」
生活にというのだ。
「それで、ですね」
「部活とかアルバイトないとだらけるね」
「どうもそうですね」
「何時でも勉強に専念出来る人もいるけれど」
それでもというのだ。
「部活とかアルバイトした方がね」
「はかどる人もいますね」
「それで僕も小山さんも」
「そっちのタイプですね」
「中には身体動かしたら」
そうしたらというのだ。
「それで勉強とか仕事がはかどる」
「そんな人もいますか」
「そうみたいだよ」
「私は運動苦手ですることもないですが」
「そんな人もね」
「そうなんですね」
部長に応えた。
「そこはそれぞれ、ですが」
「僕や小山さんはメリハリがあった方がいいみたいだし」
「部活もアルバイトもですね」
「これからもやっていくといいよ」
「そうですか」
「実際部活辞めて成績落ちて」
そうなってというのだ。
「部活以外の活動やって成績戻った人いるよ」
「実際にですか」
「やることにメリハリが出来て」
その為にというのだ。
「そうなったよ、まあその人は部活辞めてよかったけどね」
「そうなんですね」
「酷い生成が顧問だったから」
「暴力教師とか」
「うん、学校の先生って暴力振るってもクビにならないから」
だからだというのだ。
「それでね」
「暴力振るい放題ですね」
「その部活はそうで」
それでというのだ。
「もう殴ったり蹴ったりで」
「そんな風で」
「どう見ても酷い部活だったから」
「辞めて正解だったんですね」
「一般社会なら懲戒免職間違いなしの暴力でも」
「クビにならないで学校に残り続けるんですね」
「部活にもね」
こちらにもというのだ。
「残るから」
「一切お咎めなしなので」
「だからね」
「その部活はですか」
「辞めてよかったよ」
そうだったというのだ。
「本当にね」
「そうですか」
「それで辞めて」
そしてというのだ。
「成績落としたんだよ」
「生活にメリハリがなくなって」
「それで学校の外で部活と同じ分野の活動はじめて」
「また成績が戻ったんですね」
「そうなんだ、それを見てもね」
「生活にメリハリがあった方がですね」
「いい人もいて」
咲にこう話した。
「僕も小山さんもね」
「そうなんですね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ