SAO編ーアインクラッド編ー
08.黄金と神殺し
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こならどうだ」
「キリトが作ってもらった所なら安心だな。どこの層だ」
「確か、四十八層のリンダースって街にあるって言ってたぞ」
「とりあえず探してみるよ。それじゃあ、また攻略会議あたりで近々会おうぜ」
「おう!」
互いの拳を合わせる。
第四十八層・リンダース
エギルには探してみるは、と言いたものの......
「完全に迷ったな」
(日もだいぶんと暮れてきたしな。今日はやめにするか)
諦めかけて今日の宿を探しに行こうとすると後ろから可愛らしい聞き覚えのある声がする。
「あれ、シュウさんじゃないですか?」
振り向いて見るとそこには、赤をベースにした服、肩には水色の龍が乗っている少女.......シリカが。
「シリカ、久しぶりだな!!ピナも元気そうだな」
「ピー!」
ピナも可愛らしくシリカの肩の上で鳴く。
「どうしたんですか、こんなところで?」
「ちょっと迷子でな。武器屋を探してるんだけど」
「武器屋ならさっき見ましたよ。こっちです」
俺はシリカに連れられてその武器屋に向かう。
(てか、今、思ってみれば俺はなぜ、地図を使わなかったのだろうか?)
「ここです」
連れてこられたのは、水車が目を引く、藁の屋根の小さな家。扉の前にはリズベット武具店の看板。
「ありがとな、シリカ」
「いえいえ、シュウさんには恩がありますので」
扉を開けると、そこにはガラスケースの中に入った、武器や壁にかけられた武器などが目を引く。
「いろいろありますね」
「そうだな」
槍が入るガラスケースを見ていると.......
「リズベット武具店へようこそ!」
振り返ると目立つピンクの髪、メイド服にも似た赤をベースとした服を着る少女が奥の扉から現れる。
「え〜っと、オーダーメイドを頼みたいんだけど」
少し不安そうな顔をする少女。
「今、金属の相場が上がっておりまして.......」
「予算は気にしなくていいから、今作れる最高のものを作ってくれればいいんだ」
「と.....言われましても......どのような武器で、具体的な性能の目標値などもだしていただかないと」
「そうだな......。それならこの槍以上の物を」
メニューウインドウから俺の愛用の槍、《イグニッションレイ》を取り出し、少女に渡す。少女は、俺の槍を持つと驚いた表情をする。
それもそのはずだ。俺の槍.....正確には、片手用槍《イグニッションレイ》はモンスタードロップの中では、伝説級の武器だ。四十五層のLAボーナスで手に入れた武器だ。
彼女は、驚いた顔をしたあと後ろにかけられていた片手用槍を手に取る
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