第四百八十八話 最初の戦い〜戦いの時はサンドイッチ〜その七
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「本当に」
「そうですね」
「だから慢心すれば」
シノブも言った。
「恐ろしいのですね」
「その時点で負けるから」
ウールはシノブにも話した。
「いいね」
「だからですね」
「そう、だから」
それでというのだ。
「気をつけてね」
「そうしていきます」
「くれぐれもね、人間の成長は無限だけれど」
「慢心するとですね」
「そこで終わりだよ、若し自分より偉い人はいないと考えたら」
慢心してというのだ。
「終わりだよ」
「そうなったら」
スズメも言った。
「もう」
「成長なんてね」
「ないですね」
「まして大抵そう思う人は実は」
ウールはさらに話した。
「物凄くレベルが低いよ」
「そうですか」
「だってそこで成長が全く止まって周りはね」
「成長していくので」
「もうね」
それこそというのだ。
「レベルは低いよ」
「自分は成長しなくて」
「周りはそうなっていくから」
だからだというのだ。
「相対的にね」
「レベルが低いということだな」
クリスは真面目な顔だった、いつもの勝気な余裕はなかった。
「そうだな」
「そういうことだよ」
「やはりそうだな」
「だから」
それでというのだ。
「慢心しないでいこう」
「そうする、意識せずともな」
こう言ってそうしてだった。
クリスも訓練に入った、そうして彼女も一瞬ごとに強くなっていった。そうしていく中で身体のケアもするが。
明光院は強い声で言った。
「ストレッチとかもな」
「することだな」
「身体をほぐさないとな」
さもないと、と明光院はミツキに話した。
「後で来る」
「その通りだ」
「だから訓練の前にはだ」
「準備体操をしてだな」
「そして後でな」
「ストレッチもしてだな」
「入浴やマッサージもな」
こうしたこともというのだ。
「することだ」
「そういえば俺もな」
チャーリーが言ってきた。
「風呂によく入る様になったらな」
「腰の痛みが取れたな」
「そうなんだよ」
こう明光院に話した。
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