暁 〜小説投稿サイト〜
夜に交わる伴装者〜Heros a H eroism〜
聖夜を性夜に(純クリ、誕生日エッチ)
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えたら……中々勇気が出なくてさ……」

クリスちゃんの頬が少しずつ赤くなっていってる気がする。

それに、このしどろもどろな感じは……。

「でもまぁ、その……やっぱこういうのって、歳上から誘うべき……だよな……。悪ぃな、こんな事で気ぃ遣わせちまって……」

そう言ってクリスちゃんは、僕の頭に手を回すと……

その豊満な胸に、僕の顔を抱き込んだ。

心臓がバクバクと音を立てて鼓動しているのが伝わる。
クリスちゃんの方も、僕と同じだったのが伝わってきた。

「ずっと……ずっとずっと、純くんとこうなりたかった。あたしの隣に居て欲しいのはジュンくんだったし、あたしの全部を許すのもジュンくんだけがいい。他の奴じゃねぇ、あたしの初めては……全部ジュンくんにあげたいんだ」

僕の頭を胸に埋めさせて、全然顔を見せてくれないクリスちゃん。

だけど今、彼女がどんな顔をしているのかは……何となく分かる。
胸の鼓動が、どんどん大きくなっているからだ。

「こ、告白もしたし……キスだって何度もした。一緒に住むことだって許してくれたし、クソッタレな夢に魘された時も支えてくれた……。どんな時でも抱き締めてくれる。どんなあたしでも、絶対に迎えに来てくれる。あたしには……ジュンくんしかいないんだ」

そしてクリスちゃんは、僕の頭を胸から離すと……そのまま、僕ごとソファーへと崩れ込む。

押し倒される形になった僕に、クリスちゃんは顔を耳まで真っ赤にさせながら……それでいて、期待するような目を向けながら、息を荒くしている。

「ジュンくん……大好き、愛してる。だから……あたしと、シてくれ。……あたし、ジュンくんに抱かれたい……あたしの初めて、ジュンくんに奪われたい……!」

……一世一代の大告白だった。

こんなに激しい告白をしてくれたんだ。僕もそれに応えなきゃ……王子様(プリンス)の名が廃るッ!

「……いいよ」
「ッ!」
「クリスちゃん、僕からも改めて……言わせてくれないかな?」
「ああ……」

今度は僕がクリスちゃんを抱き寄せ、そして目を逸らさせないよう、両手を頬に添えて真っ直ぐに僕の方を見てもらう。

「クリスちゃん……いや、王子様の仮面(ペルソナ)は、今夜くらい外そうか」

かけていた眼鏡を、一旦外してテーブルに置く。

フィルター抜きで、直にクリスちゃんを見つめながら、僕はこれまでずっと堪えていたものを吐き出した。

()に求められてみたいんだな?」
「ああ。むしろジュンくん以外、求めてねぇよ」
「俺もだよ。クリス以外を抱く気なんて無ぇ。8年ずっと待ってたんだぜ」
「気の長ぇ王子様だな。でも……ありがとな」

そして俺は、クリスと顔を近付ける。

「クリス……俺
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