第70話
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第7宇宙はゴテンクス以外のメンバーは健在であり、第11宇宙はジレンとトッポのみ、第6宇宙はケフラとキャベとヒットの3人と圧倒的な人数差が起きていた。
セルとケフラの拳が激突し、キャベは少し離れた場所で見ていたが、そこに悟飯が現れた。
「…あなたもサイヤ人ですか?」
「そうだよ、地球人との混血…だけどね。悪いけど君を落とさせてもらうよ」
今のキャベは相当に疲弊しており、見逃してやりたい気持ちがあるが、見逃したらフリーザやセルに狙われることは確実。
ならば酷い目に遭う前に落とす。
自分にはこれしか出来ない。
「そうはいきません、僕には守りたい物があります。だから僕は諦めませんよ!!」
超サイヤ人2に変身するキャベに対して静かに潜在能力を解放する悟飯の表情は苦いものである。
平時ならきっと争うことなく会話が出来るかもしれないと言うのに、こうして傷付いているキャベと闘わないといけないのは悟飯にとっては辛いものだ。
「すまない、僕達が優勝して必ず超ドラゴンボールで生き返らせる。だから許してほしい」
「謝らないで下さい。僕も誇り高きサイヤ人です…覚悟はとっくに出来ています」
キャベが悟飯に向かって突撃してラッシュを繰り出すが、潜在能力を解放している悟飯には遠く及ばず、あまり傷付けないように手刀を叩き込んで気絶させる。
「すまない…」
もう一度謝罪するとキャベを場外に落とす悟飯。
「「キャベ!ちくしょう!!」」
「余所見をしている暇があるのか?」
指先から気弾を連射するセルにケフラはそれをかわしながら距離を詰めて蹴り飛ばす。
「「喰らいやがれっ!!」」
渾身の気弾を叩き込もうとするが、セルは咄嗟にバリアーを展開して防いでいた。
「良いぞケフラとやら、闘いはこうでなくては面白くない」
「「へっ、お前は気に入らねえけどそこは同感だ」」
セルとケフラが互角の闘いを繰り広げるが、ダメージから復帰した悟空はヒットと共同戦線を張る。
第6宇宙と第7宇宙の格闘試合の時よりも遥かにパワーアップしているヒットと20倍ブルー界王拳を発動している悟空の即席とはいえ連携攻撃もジレンには通用せず、逆に殴り飛ばされてしまう。
「ま、参ったな…2人がかりでも駄目なんか…」
「孫悟空、お前にはジレンに通じそうな技はないのか?」
「へへ、わりいな、はっきり言ってブルーの20倍の界王拳が効かねえなら何もねえよ」
「ふん、怠けていたな…俺はお前達に負けてから色々と試していたと言うのに。」
ヒットが笑いながら言うと悟空に振り返る。
「良いか、奴の動きを少しでも食い止めろ。この術は時飛ばしより少し発動まで時間がかかる。そして隙を作れ、その後は
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