外伝 赤城編 04 佐世保沖海戦とティレニア海海戦(T)
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「あの時のパーティーが、吾輩たち三人だけとはちいと寂しいがのう」
「仕方ありませんよ。飛龍たちはまだ覚醒してませんし・・・・・ここで大いに戦果を上げて、あとであの子たちを悔しがらせてやりましょう」
あの時・・・・とは、第二次深海棲艦戦争の事である
艦娘たちの多くが戦場に背を向けたあの時
深海棲艦軍400隻が、この日本を襲った
それに立ち向かった艦娘は
一航戦の赤城と加賀、二航戦の蒼龍と飛龍、利根、武蔵、清霜、不知火の、僅か8隻だった
50対1という絶望的な戦力比にも拘わらず、彼女たちは涼しい顔でこれに立ち向かい、敵の半数を削った後に・・・・・全滅した
だが、彼女たちのこの行動が艦娘たちを奮起させた
艦娘としての、本来の使命を思い出した彼女たちの多くは、以後、戦場に赴くことを厭わなくなった
この戦いは、艦娘にとっても、人類にとっても重要なターニング・ポイントであった
後の人々は、この赤城たち8隻の艦娘達の功績を称え、彼女たちの事を【グレート・エイト】と呼んだ
そしてこの戦争の顛末は近代史に刻まれ、教科書にも載せられるようになるのである
一航戦率いる第一機動部隊は、浦賀水道をゆっくりと滑り、駿河湾へと向かう
そして・・・・
欧州では、もう一つの戦いが始まろうとしていた
赤城 05 佐世保沖海戦とティレニア海海戦(U) に続く
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