第四十話 〆切りその十三
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「シンパしか入られない北朝鮮に行ってるのよ」
「それおかしいですよね」
「そうした人が悪く言っても」
「乃木大将のことを」
「説得力がないわ」
こう咲に話した。
「もうね」
「立派な軍人さんだったんですね」
「指揮官としてもね」
「実は、ですね」
「事実武勲を挙げているから」
それが証拠だというのだ。
「そもそも軍人って指揮官だけが仕事じゃないわよ」
「そうなんですか」
「ええ、色々な役職があるのよ」
「軍隊は」
「そう、教育もあるから」
「教育隊ってありますね」
「自衛隊にはないけれど大学もあるのよ」
軍にはというのだ。
「士官学校もあるし」
「今は防衛大学ですね」
「そう、物凄く教育に力入れてるから」
そうした組織だからだというのだ。
「教育者も必要だし」
「乃木大将は立派な教育者でしたね」
「それで絶対に一般市民、武器を持たない人に銃剣向ける人でなかったから」
「そのこともいいことですね」
「軍人さんとしてね、北朝鮮の軍隊なんかね」
人民軍と呼ばれている、乃木希典そして戦前の日本を批判する者の多くが好きな国の好きな軍隊である。
「一般市民も革命に反対するとかでね」
「殺すんですか」
「人民の敵かしらね」
「一般市民でもですか」
「平気でそうするのよ」
「それだと」
「そう、乃木大将は間違ってもしなかったから」
一般市民を攻撃することはというのだ。
「略奪とかもね」
「しない人でしたか」
「絶対にね、一般市民にはね」
例え何があろうとも、というのだ。
「手出しをしなかったし」
「よく軍隊ってそうしたお話ありますね」
咲もこの話は知っていた。
「進駐軍も結構」
「酷かったっていうわね」
「そうですよね」
「ソ連軍なんか有名でしょ」
「満州で」
「そうしたことはしなかったから」
だからだというのだ。
「本当にね」
「立派な軍人さんだったんですね」
「人間としてもね」
ひいてはというのだ。
「日本にこうした人がいてよかった」
「そう思わせるまでの人ですか」
「そうなの、だからよかったら乃木大将もね」
この人物もというのだ。
「興味を持ってね」
「それで調べるとですね」
「いいと思うわ」
「そうなんですね」
「明治、戦前の日本も面白いからね」
「伊藤博文さん以外にも」
「そうよ、漫画を描くことも勉強よ」
こうも言うのだった。
「だからね」
「伊藤さん以外の人も勉強して」
「描きたいならね」
そう思うならというのだ。
「描いてね、それで何を描くにも」
「勉強ですね」
「そのことも覚えておいてね」
「わかりました」
咲は副部長の言葉に頷いた、そうしてだった。
プロットの合格が
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