第四百八十八話 最初の戦い〜戦いの時はサンドイッチ〜その五
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「もうね」
「その時はね」
「身体の調子もよくなくて」
「戦えないよ」
「そうよね、なら私もね」
ミヤコは自分もと言った。
「ちゃんとしたものをね」
「食べようね」
「プリンも食べるけれど」
大好物のそれもというのだ。
「それだけでなく」
「他のものも好き嫌いなく食べて」
「そうしてね」
「戦っていこうね」
「正直デストロンの怪人達にはかなり頭にきてるのよ」
ミヤコは怒った顔で述べた。
「いきなり喧嘩売ってきてだから」
「貴女達から見ればそうよね」
「そう、だからね」
今度はオーラに話した。
「もうね」
「かなり頭にきていて」
「勝たないと気が済まないから」
それでというのだ。
「もうね」
「しっかりと食べるのね」
「そしてね」
「強くなって」
「勝ってやるわ」
「その意気よ。それじゃあ」
「プリンの前にしっかり食べるわ」
こう言って幽霊の身体でしっかりと食べた、それは他の戦士達も同じで彼等はしっかりと食べた。そうしてだった。
そのうえでだ、訓練を続けていたが。
リンは訓練中の自分達の動きを見て目を丸くさせた。
「あれっ、最初の時よりも」
「そうね」
ハツネが応えた。
「動きがかなりよくなっているわ」
「昨日よりもで」
「そうなっているわね」
「確かに強くなってるのね、私達」
ミソギも言った。
「訓練の中で」
「成果が出ているのね」
リンはあらためて言った。
「そうなのね」
「間違いないわね」
ミソギはそのリンに応えた。
「確かに強くなっているのよ」
「うん、君達もね」
ウールは少女達に飲みものを出しつつ話した。
「一瞬ごとにね」
「強くなっています?」
「うん、そうなっているよ」
こうリンに答えた。
「一日ごとじゃなくて」
「一瞬ごとですか」
ミソギはウールのその言葉に応えた。
「私達もですか」
「強くなっているよ」
「一日じゃないんですね」
「うん、強くなることはね」
それはというのだ。
「一日じゃなくて」
「一瞬ですか」
「そうなんだ」
「これまで一日ごとと思っていたら」
「一瞬でだよ」
それ毎にというのだ。
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