第四百八十八話 最初の戦い〜戦いの時はサンドイッチ〜その三
[8]前話 [2]次話
「俺達は」
「わかりました」
「強くなることも大事だが敵を知ることも同じよ」
ツクヨミも言ってきた、今は変身している。
「敵を知り己を知ればね」
「百戦危うからずですね」
ミミが応えた。
「だからですね」
「そう、だから」
それ故にというのだ。
「ここはね」
「是非ですね」
「ファイルを読んで」
「怪人達のことを知ることですね」
「そうしていってね、それと」
「それとですね」
「もう一つ大事なことは」
それはというと。
「陣形と連携のこともね」
「訓練の中で、ですね」
「身に着けていくわよ」
「そういえば常盤さんと明光院さんもですね」
ヨリが言ってきた。
「お二人だと余計にですね」
「強くなるわね」
「一と一を足して二でなくて」
「さらに強くなるわね」
「十倍位は」
それぞれでいるよりはというのだ。
「強くなっています」
「そう、そうなるから」
「陣形を整えて」
「的確な連携が出来る様にする」
「そのことがなのね」
「重要で」
それでというのだ。
「これからの訓練でね」
「身に着けていくことですね」
「出来てきているから」
「よりですね」
「備えていきましょう」
「わかりました」
ヨリも頷いて他の戦士達もだった。
訓練をしていった、汗をかき頭も使っていった。まさに身体で使わない部分はなかった。それでだった。
訓練が終わるとだ、少女達は疲れ切った顔で入浴をしてだった。
それからだ、キャルが一同を代表して言った。
「今日もへとへとよ」
「そう、そうなる位でね」
常盤の叔父がスパゲティを出しつつ応えた、スパゲティはペスカトーレだ。
「いいんだよ」
「そうなの」
「もう動けないね」
「これ以上は無理よ、頭もね」
こちらを使うこともというのだ。
「もうね」
「限界だね」
「今日はね」
こう言うのだった。
「後は食べて寝るだけよ」
「それで終わりだね」
「ええ、それだけよ」
「そこまでしてこそだよ」
常盤の叔父は微笑んで答えた。
「いいんだよ」
「それはどうしてなの?」
「そこまで訓練をしたということだからだよ」
だからだというのだ。
「それでだよ」
「いいのね」
「そこまで一生懸命してこそ」
「強くなるのね」
「皆そうだね」
「はい、もうです」
コッコロも言ってきた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ