第四百八十八話 最初の戦い〜戦いの時はサンドイッチ〜その二
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「倒していこう」
「わかりました」
「そうすればね」
「一撃で、ですか」
「数体倒せる様にもなるよ」
「戦闘員のデータを見ますと」
エリコが言ってきた。
「今の、いえライダーの皆さんとお会いする前も」
「何体も倒せたね」
「はい」
ジオウにはっきりと答えた。
「出来ました」
「そう、彼等はね」
「弱いですね」
「怪人はやっぱり違うよ」
彼等はというのだ。
「本当にね」
「特別に改造されているので」
「そう、人材を選んだうえで」
そうしてというのだ。
「それぞれ考えた改造を施しているから」
「強いですね」
「戦闘員は幾ら強化されていても」
このことは事実だがというのだ。
「改造は施されていないから」
「怪人よりは遥かに弱い」
「そうなんだ」
こう言うのだった。
「だから俺達から見たら弱いよ」
「データを見ましても弱いですね」
アキノはファイルで怪人達と戦闘員のデータを見比べた、そのうえでジオウに対してその通りだと話した。
「それもかなり」
「目に見えてだね」
「特殊な能力もないです」
「だから変身する前の俺達でもだよ」
ライダー達でもというのだ。
「何人いてもね」
「勝てますか」
「そうなんだ」
「それだけの戦闘力なんですね」
「彼等はね」
こう言うのだった。
「だからスサノオも」
「出してこないですか」
「俺達なら何でもないから」
それこそ幾ら出て来てもというのだ。
「蟻を象に向けるものだからね」
「象には象を向ける、ですね」
タマキはジオウに言った。
「そうですね」
「その通りだよ」
「やはりそうですね」
「だからね」
「私達には怪人を出してきますね」
「何でも出してきた時もあったらしいけれど」
「今はですか」
「君達が見ていないなら」
デストロンの戦闘員達をというのだ。
「もうね」
「出て来ないですか」
「そうだと思うよ、まあ出て来ても」
「今の私達ならですか」
「これからさらに強くなるし」
このことも考慮してというのだ。
「彼等はね」
「スサノオも出してこないですか」
「そうだと思うよ」
「では怪人だけをマークしていきます」
トモもファイルを読みつつ話した。
「そうしていきます」
「そうしていこう」
ジオウもそれでいいと応えた。
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