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ドラゴンボールZ〜孫悟空の娘〜
第68話
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ドラゴンボールで復活させてあげる。だから安心して落ちなよ」

第2宇宙のメンバーを全て叩き落とし、そしてほとんどの選手を落とされ、残るはトリオ・デ・デンジャーズとなった第9宇宙も追い詰められていた。

しかし、デンジャーズは巧みな連携を使って悟飯を追い詰めていた。

「くっ!連携攻撃の使い手か…厄介だな」

「この程度の敵に苦戦するとは見てられんな孫悟飯」

「セル!?…何のつもりだ…」

「言っただろう、私の目的はお前達姉弟への復讐。だが、お前にはここで経験を積んで成長してもらわねば困る。復讐相手が弱くてはつまらんからな」

「へっ!後悔するなよセル」

潜在能力を解放する悟飯と気を解放するセル。

その圧倒的な気にデンジャーズは目を見開いた。

2人は一瞬で背後を取り、デンジャーズの2人を蹴り飛ばすと残った戦士であるベルガモを悟飯が強烈なアッパーで打ち上げ、セルが追い掛けて連続攻撃を喰らわせる。

「そらそらそらそら!!」

そして蹴り飛ばした後に強烈な肘打ちを叩き込んで武舞台に叩き落とす。

「「かーめーはーめー…波ーーーーっ!!!」」

悟飯とセルのダブルかめはめ波を喰らったデンジャーズは纏めて吹き飛ぶ。

それは第2宇宙の脱落と同時である。

「ビッグバン!!」

「かめはめ波ーーーーっ!!」

悟空とベジータも合体技で強引に第4宇宙の術を吹き飛ばしており、第4宇宙も残り2人と、虫の息状態だ。

「第9宇宙、第2宇宙!脱落!よって消滅となります」

「はーい、それじゃあ行くよー」

全王の力で第9宇宙と第2宇宙が消滅し、そして観客席にいた選手も神々もあっさりと消えた。

「第9宇宙と第2宇宙とやらが消えたか…順調だな孫悟飯よ…」

「…僕はお前みたいに喜ぶ気にはなれない」

「そんな甘ったれたことを言っている余裕などないぞ。何時までも誰かが助けてくれると思うな…自分の身くらいは自分で守れ」

「そんなことくらい分かっている!!」

一度共闘したと言っても険悪な仲は全く変わらない。

セルは別の選手に目を向け始めた。

「しょ…消滅したのか…第2宇宙と第9宇宙…」

「そうです。宇宙ごと消滅しました。勿論、星も生物も神々でさえ消えています」

「か…神々も…」

ビルスの呟きに大神官が答えると、界王神が絶句する。

「確かに何も無くなっていますね」

ウイスが調べてみたが、第2宇宙も第9宇宙も完全に消滅しているようだ。

「さあ、皆さん。こうしている間にも時間はどんどん無くなっていきます。早く試合を再開して下さい」

「お…おい…第7宇宙!!絶対に…負けるんじゃないぞ!!負けたら破壊するぞーーーっ!!」


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