第68話
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「おやおや、見覚えのある方ばかりですね」
「孫悟林の隣にいる男…貴様、孫悟飯だな?」
「セル…!」
目の前にいる姉の仇に悟飯の表情は険しくなる。
いくら姉が気にしていなくても自分達から7年間もの時間を奪った男だ。
「あの小さかったガキがここまででかくなるとはそれだけの時間が経過していたと言うことか……だが、貴様は本当に孫悟飯か?確かに面影はある。戦闘力もそれなりにあるのだろうが、あの時の貴様にあった怒りと冷徹さを併せ持った殺気と圧倒的なまでの威圧感が感じられない」
確かに戦闘力ならば今の悟飯の方が圧倒的に高い。
しかし、今の悟飯には最後の闘いで見せた超サイヤ人2状態の悟飯のような気迫が感じられない。
「!?」
「ああ、悟飯はセルを倒してから平和ボケしてたからね。子供の頃と比べると気迫が足りないのは当たり前だよ」
「なるほど、どおりで…戦闘力に対して随分と弱々しいわけだ」
「だから今は、修行をし直しているんだ!」
「言い訳など要らない!これ以上私を失望させるな、この大会で進化し、お前達姉弟への復讐を遂げようと思っていたが…肝心の復讐対象が腑抜けていては意味がない。少し時間をくれてやろう。その間に少しでもあの時の気迫を取り戻すことだな」
それだけ言うとセルは悟林に振り返る。
「孫悟林、約束を違えるなよ」
「分かってるよ、ドラゴンボールで復活させてあげる。フリーザと一緒にね、良いよねお父さん」
「ああ、約束だかんな」
大会への参加条件がまさかのフリーザとセルの復活であることに周囲が騒然となる。
「貴様らは本当に何を考えてるんだ…!地球をぶっ壊されたらどうするつもりだ…」
「おやおや、サイヤ人の王子が随分と甘いことを言うようになったものだ。」
「セル、貴様にもフリーザ同様借りがあったな…ここで始末しても構わないんだぞ?」
「随分とパワーアップしたようだが、今度は何だ?ウルトラ超ベジータか?」
嘗てのパワーアップを皮肉るセル。
険悪な雰囲気になりかけた時、悟林がフリーザに声をかけた。
「やあ、フリーザ。分かるよ、以前よりパワーが跳ね上がっていることに…どんなトリックを使ったのかな?」
「イメージトレーニングをする時間は腐るほどありましたからね、あなた方を殺すシミュレーションを何千回としました。それによりゴールデンフリーザの欠点である体力の消耗を完全に克服しました。何なら今ここで見せてあげても構いませんよ?」
「おい、フリーザ。馬鹿な真似をすればこの僕が黙っていないからな」
「ほほほ、冗談ですよビルス様」
「とにかく、悟天とトランクス君は大会が始まったら雑魚を優先して倒してくれる?2人は雑魚散らしに
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