超合体怪獣
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ングニールに戻った響が取る。
「我流・翔空降破!」
頭上からの急速落下と、それに合わせた拳。それは、ファイブキングの翼に穴を穿ち、さらにレイキュバスの牙をへし折った。
すぐさまファイブキングの口から放たれた高周波攻撃が響を地面に打ち落とす。
だが、すでに響は、自らの役割は果たしたとばかりにほほ笑んでいた。
すでにファイブキングの目の前では、龍騎が蹴りの体勢に入っていた。その背後にはドラグレッダーが、その大きな口より炎を放つ。それは龍騎の体を包み、その体を赤い、全てを撃ち抜く弾丸とする。
「だあああああああああああっ!」
龍騎の雄たけびそれは、超ゴッヴの部位を中心に、ファイブキングの体全身を焼き尽くす。
なまじ頑丈なだけあり、ファイブキングの体を貫通することなく、そのまま地面に押し落とす。
地面に大きなクレーターを刻み、ファイブキングは止まる。
「はあ、はあ……」
肩で呼吸しながら、龍騎はファイブキングの胸に押し当てた足を退ける。
やがて静かに、龍騎はファイブキングへ背を向けた。
龍騎の体が鏡のように割れ、真司の姿に戻るとともに、ファイブキングが立ち上がる。
唸り声とともに、生身の真司へ襲い掛かろうとする。
だが。
すでに目から光が消えたファイブキングが、これ以上動ける道理などない。
崩れ落ちるファイブキングは、真司の目の前で爆発。
その存在を、完全にこの世界から消失させた。
「うわっ!」
「真司さん!」
その爆炎により生身ながら吹き飛ばされる真司。
だが、そんな彼を生身に戻った友奈が抑えた。
「大丈夫!?」
「ああ。ありがとう」
真司は礼を言うと同じく、真司はウィザードたちが去っていった方向を見つめる。
「後は頼んだぜ。ハルト」
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