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ドラゴンボールZ〜孫悟空の娘〜
第67話
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ウイスが言うとビルスは溜め息を吐いた。

「分かってる、それくらいはな…」

「少なくても悟飯は勘を取り戻していれば何とか闘えるはずだ。何だかんだで潜在能力も才能も悟林と互角で、爆発力はそれ以上だからな」

ベジータがそう言うとビルスが振り返る。

「ベジータ、お前はどうなんだ?少しは余計な考えは破壊出来たか?」

「ああ、だが、守るために闘うことを止めるつもりはない。俺は今の俺のままで破壊神の技を使いこなしてみせる!!」

「…出来るつもりでいるのか?」

「難しいことは覚悟の上だ。簡単に会得出来るようでは会得する意味がない。」

「……良いだろう、外に出ろ!!」

ビルスに促されてベジータがビルスと共に外に出るとビルスがベジータに向けて破壊のエネルギーを向けた。

「ビルス様…?」

「僕からの餞別だ。このエネルギーに耐えてみせろ。この程度のエネルギーに耐えられないようじゃ破壊神の力を使うなんて夢のまた夢だ」

「…上等だ!!はあああああっ!!!」

フルパワーの超サイヤ人ブルーに変身し、ビルスの破壊に対して真っ向からぶつかろうとする。

「良い度胸だ。破壊」

ビルスも凶悪な笑みを浮かべて破壊のエネルギーをベジータにぶつけたのであった。

自分を構成する物が壊されていく感覚を受けながらベジータは必死にそれに耐え抜こうとする。

「抗い続けているだけでは駄目だ。感じろ、破壊の力を」

ビルスの言葉にベジータは目を閉じる。

破壊神の破壊を肌で感じ、少しでもその境地に到達しようとする。

破壊のエネルギーが爆発する寸前、赤紫の輝きが一瞬だけ見えた。

「今のお前にしては上出来だ…!」

ビルスが笑いながら言うと破壊のエネルギーが爆発した。
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