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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜特務支援課、介入〜
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、ロイドお兄さん?」

ティオ達がハッキングをしている中レンは映像端末に映る通信相手――――――ロイドを真剣な表情で見つめて問いかけた。

「それは勿論俺達”特務支援課”に出された”緊急支援要請”――――――”反逆罪の容疑がかけられているラインフォルトグループ会長イリーナ・ラインフォルトとゲルハルト・シュミット博士の緊急逮捕”の為だ。」

「ちなみに”緊急支援要請”を出した人物はヴァイスハイト皇帝で、その緊急逮捕の為にこの”大戦”に介入する”許可証”もちゃんと発行してもらっているわよ。」

「…………”緊急支援要請”………反逆罪………緊急逮捕………――――――アハハハハハハハッ!まさか、”そう来る”とはね……!――――――やるじゃない。貴方達特務支援課が介入する理由を考えた事もそうだけど、許可証の発行の提案も”叡智”のお姉さんの仕業かしら?」

ロイドとロイドの隣で書状を広げたエリィの答えに呆けた表情で呟いたレンは全てを察すると可笑しそうに腹を抱えて声を上げて笑ってロイド達の手腕に感心した後気を取り直してロイド達に訊ね

「”仕業”だなんて人聞きの悪い言い方はしないでもらいたいわね。――――――私はあくまで、ロイド達に”ヒント”をあげただけで、”答え”に辿り着いたのはロイド達自身よ。」

レンの問いかけに対してロイドの傍に現れたルファディエルは静かな表情で答えた。



〜同時刻・アルセイユ・ブリッジ〜



「そういう訳で申し訳ないがこれ以上のガルガンチェア1号機への攻撃は控えてもらいたい。勿論、ガルガンチェア1号機は俺達クロスベル帝国軍による占領まで特務支援課の”協力者”達によるハッキングで制御を奪い続けてもらう事で行動不能状態を保つ事はクロスベル双皇帝の一人である俺――――――ヴァイスハイト・ツェリンダーの名において保証する。」

「……了解しました。王国軍(こちら)としては”どのような形であろうとも”ガルガンチェア1号機によるハーケン門の突破を阻止する事ができればいいのですし、何よりも女王陛下達も不要な殺戮は心から望んでいません。――――――ガルガンチェア1号機の占領、どうかよろしくお願い致します。」

同じ頃ユリア准佐はヴァイスと通信で話していた。

「ああ、任せておけ。それとこの戦争が終わったら、”影の国”で協力したメンバーがほぼ勢揃いしたのだから、それを記念しての”再会パーティー”を開こうと考えているから、その時は当然ユリア准佐やクローディア王太女も招待するから是非ともクローディア王太女と共に参加してくれ。勿論そのパーティーでギュランドロス達の事を改めて紹介したいからギュランドロス達にも参加してもらう……というか、あいつらの場合こっちが言わなくても勝手に参加するだろうし、アドルとフィー
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